適用対象:SQL Server
この記事では、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、SQL Server で remote login timeout サーバー構成オプションを構成する方法について説明します。
remote login timeout オプションでは、リモート ログインを要求した後の最大待機時間を秒数で指定します。 たとえば、リモート サーバーにログインを試みたときに、そのサーバーがダウンしている場合、remote login timeout を設定しておけば、コンピューターによってログイン試行が中止されるまで無制限に待つ必要がなくなります。 このオプションの既定値は 10 秒です。 値を 0 に設定すると、待ち時間は無制限になります。
Note
SQL Server 2008 (10.0.x) では、このオプションの既定値は 20 秒です。
制限事項
remote login timeout オプションは、異種クエリ用に作成された OLE DB プロバイダーへの接続に影響します。
アクセス許可
パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。 両方のパラメーターを指定して sp_configure を実行し構成オプションを変更したり RECONFIGURE ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。
ALTER SETTINGS 権限は、sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。
SQL Server Management Studio の使用 [SQL Server]
オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。
[詳細設定] ノードを選びます。
[ネットワーク] の [リモート ログイン タイムアウト] ボックスで値を選択します。
remote login timeout オプションを使用して、リモート ログインを要求した後の最大待機時間を秒数で指定します。
Transact-SQL の使用
データベース エンジンに接続します。
標準バーから、 [新しいクエリ] を選択します。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] を選択します。 この例では、 sp_configure を使用して
remote login timeoutオプションの値を35秒に設定する方法を示します。USE master; GO EXECUTE sp_configure 'remote login timeout', 35; GO RECONFIGURE; GO
詳しくは、「サーバー構成オプション」をご覧ください。
補足情報: リモート ログイン タイムアウト オプションの構成後
新しい設定は、サーバーを再起動しなくてもすぐに有効になります。