サーバー構成: バックアップ圧縮アルゴリズム
適用対象: SQL Server 2022 (16.x)
この記事では、Transact-SQL を使用して SQL Server でサーバー構成オプションを backup compression algorithm
表示または構成する方法について説明します。 このオプションにより backup compression algorithm
、バックアップの設定に使用するアルゴリズムが決まります。
統合アクセラレーションとオフロード ソリューションを実装する場合、backup compression algorithm
構成オプションは必須です。
前提条件
- Windows オペレーティング システム
- SQL Server 2022 (16.x)
アクセス許可
パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure
を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。 両方のパラメーターを指定して sp_configure
を実行し構成オプションを変更したり RECONFIGURE
ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS
サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。 ALTER SETTINGS
権限は、sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。
バックアップ圧縮アルゴリズム オプションを表示する
SQL Server Management Studio で、データベース エンジンに接続します。
標準バーから、 [新しいクエリ] を選択します。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] を選択します。 この例では、 sys.configurations カタログ ビューをクエリして、
backup compression algorithm
の値を判定しています。 値は0
バックアップ圧縮がオフであることを意味し、値は SQL Server が既定の1
バックアップ圧縮アルゴリズム (MS_XPRESS) を使用することを意味します。 値は2
、SQL Server が Intel® QAT バックアップ圧縮アルゴリズムを使用することを意味します。SELECT value FROM sys.configurations WHERE name = 'backup compression algorithm'; GO
バックアップ圧縮の既定のオプションを構成する
SQL Server Management Studio で、データベース エンジンに接続します。
標準バーから、 [新しいクエリ] を選択します。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] を選択します。 この例は、sp_configure を使って、既定の圧縮アルゴリズムとして Intel® QAT を使うようにサーバー インスタンスを構成する方法を示しています。
EXECUTE sp_configure 'backup compression algorithm', 2; RECONFIGURE;
既定の圧縮アルゴリズムを既定値に戻すには、次のスクリプトを使用します。
EXECUTE sp_configure 'backup compression algorithm', 1; RECONFIGURE;
詳しくは、「サーバー構成オプション」をご覧ください。