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スクリプト タスクでのログ記録

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS 統合ランタイム

Integration Services パッケージのログ記録を使用すると、実行の進行状況、結果、問題点などに関する詳細な情報を、あらかじめ定義されたイベントまたはユーザー定義のメッセージとして記録し、後で分析することができます。 スクリプト タスクでユーザー定義のデータをログ記録するには、Dts オブジェクトの Log メソッドを使用できます。 ログ記録が有効で、 [SSIS ログの構成] ダイアログ ボックスの [詳細] タブでログ記録の対象として [ScriptTaskLogEntry] イベントが選択されている場合、Log メソッドを 1 回呼び出すと、そのタスク用に設定されたすべてのログ プロバイダーに対し、イベント情報が保存されます。

Note

ログ記録はスクリプト タスクから直接実行できますが、ログ記録ではなくイベントを実装することを検討する必要があります。 イベントを使用すると、イベント メッセージのログ記録を有効にできるだけでなく、既定またはユーザー定義のイベント ハンドラーによってイベントに応答することもできます。

ログ記録の詳細については、「Integration Services (SSIS) のログ記録」を参照してください。

ログ記録の例

次の例は、処理された行数を表す値をログに記録する、スクリプト タスクのログ記録を示します。

Public Sub Main()  
  
    Dim rowsProcessed As Integer = 100  
    Dim emptyBytes(0) As Byte  
  
    Try  
        Dts.Log("Rows processed: " & rowsProcessed.ToString, _  
            0, _  
            emptyBytes)  
        Dts.TaskResult = ScriptResults.Success  
    Catch ex As Exception  
        'An error occurred.  
        Dts.Events.FireError(0, "Script Task Example", _  
            ex.Message & ControlChars.CrLf & ex.StackTrace, _  
            String.Empty, 0)  
        Dts.TaskResult = ScriptResults.Failure  
    End Try  
  
End Sub  
using System;  
using System.Data;  
using Microsoft.SqlServer.Dts.Runtime;  
  
public class ScriptMain  
{  
  
    public void Main()  
        {  
            //  
            int rowsProcessed = 100;  
            byte[] emptyBytes = new byte[0];  
  
            try  
            {  
                Dts.Log("Rows processed: " + rowsProcessed.ToString(), 0, emptyBytes);  
                Dts.TaskResult = (int)ScriptResults.Success;  
            }  
            catch (Exception ex)  
            {  
                //An error occurred.  
                Dts.Events.FireError(0, "Script Task Example", ex.Message + "\r" + ex.StackTrace, String.Empty, 0);  
                Dts.TaskResult = (int)ScriptResults.Failure;  
            }  
  
        }  

}

参照

Integration Services (SSIS) のログ記録