データベースと構造化データを SQL Server on Linux に移行する
適用対象: SQL Server - Linux
Linux 上で実行されている SQL Server にデータベースとデータを移行することができます。 使用する方法は、ソース データと具体的なシナリオによって異なります。 以下のセクションでは、さまざまな移行シナリオのベスト プラクティスについて説明します。
重要
完全な高可用性とディザスター リカバリーのサポートを備えた異種レプリカを含む SQL Server クロスプラットフォーム可用性グループが DH2i DxEnterprise で使用できます。 詳細については、「オペレーティング システムが混在する SQL Server 可用性グループ」を参照してください。
Windows 上の SQL Server から移行する
Windows 上の SQL Server データベースを SQL Server on Linux に移行する場合は、SQL Server のバックアップと復元を使用することをお勧めします。
- Windows マシン上でデータベースのバックアップを作成します。
- バックアップ ファイルをターゲット SQL Server Linux マシンに転送します。
- Linux マシン上でバックアップを復元します。
バックアップと復元によるデータベースの移行のチュートリアルについては、次の記事を参照してください。
また、データベースを BACPAC ファイル (データベース スキーマとデータが入った圧縮ファイル) にエクスポートすることもできます。 BACPAC ファイルがある場合は、このファイルを Linux マシンに転送し、それを SQL Server にインポートすることができます。 詳細については、次の記事をご覧ください。
他のデータベース サーバーから移行する
他のデータベース システム上のデータベースを SQL Server on Linux に移行することができます。 これには、Microsoft Access、DB2、MySQL、Oracle、Sybase の各データベースが含まれます。 このシナリオでは、SQL Server Management Assistant (SSMA) を使用して、SQL Server on Linux への移行を自動化します。 詳細については、「SSMA を使用して SQL Server on Linux にデータベースを移行する」を参照してください。
構造化データを移行する
生データをインポートする手法もあります。 他のデータベースまたはデータ ソースからエクスポートされた構造化データ ファイルを持っている場合があります。 このような場合は、bcp ツールを使用してデータを一括挿入できます。 または、Windows 上で SQL Server Integration Services (SSIS) を実行して、Linux 上の SQL Server データベースにデータをインポートすることもできます。 SSIS を使用すると、インポート時にデータに対してより複雑な変換を実行できます。