Value (MDX)
クエリのコンテキストで属性階層の現在のメンバーと交差する Measures ディメンションの現在のメンバーの値を返します。
構文
Member_Expression[.Value]
引数
Member_Expression
メンバーを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。
解説
Value 関数は、指定したメンバーの値を文字列として返します。 メンバーの値がメンバーの既定のプロパティであり、他の値が指定されていない場合にメンバーに対して返される値であるため、 引数 Value は省略可能です。 メンバーのプロパティの詳細については、「 組み込みメンバー プロパティ (MDX)」 および「 ユーザー定義メンバー プロパティ (MDX)」を参照してください。
例
次の例では、明示的にメンバーの名前を返すだけでなく、メンバーの値も返します。
WITH MEMBER [Date].[Calendar].NumericValue as [Date].[Calendar].[July 1, 2001].Value
MEMBER [Date].[Calendar].MemberName AS [Date].[Calendar].[July 1, 2001].Name
SELECT {[Date].[Calendar].NumericValue, [Date].[Calendar].MemberName} ON 0
from [Adventure Works]
次の例では、軸上のメンバーに対して返される既定値として、メンバーの値を返します。
SELECT {[Date].[Calendar].[July 1, 2001]} ON 0
from [Adventure Works]
参照
MemberValue (MDX)
プロパティ (MDX)
名前 (MDX)
UniqueName (MDX)
MDX 関数リファレンス (MDX)