適用対象: 
SQL Server Azure SQL Managed Instance
SQL Server 2005 以降を実行しているディストリビューターでは、 [サブスクリプション ウォッチ リスト] タブを使用できます。このタブは、選択されているパブリッシャーで使用できるすべてのパブリケーションのサブスクリプションについて情報を表示するために用意されています。 サブスクリプションの一覧にフィルターをかけて、エラー、警告、および動作に問題があるサブスクリプションを確認できます。 このタブは、パブリッシャーにおけるすべてのレプリケーション動作を管理者が一元的に監視できる場所です。レプリケーション モニターは、選択されているレプリケーションの種類と [表示] ボックスで選択されたオプションに基づいて、注意が必要なすべてのサブスクリプションを表示します。 このタブに表示されるアイテムは現在の状態およびパフォーマンスに基づいているので、現時点での [表示] ボックスのオプションに一致する場合にのみ、このページにサブスクリプションが表示されます。
[オプション]
サブスクリプションに関する詳細情報やタスクを調べるには、そのサブスクリプションの行を右クリックし、ショートカット メニューのオプションをクリックします。 グリッドにデータを表示する方法を変更するには、グリッドを右クリックし、次のいずれかのオプションをクリックします。
[並べ替え]: [列の並べ替え] ダイアログ ボックスで、1 つ以上の列を基準にして並べ替えを行います。
[表示する列の選択]: [列の選択] ダイアログ ボックスで、表示する列とその表示順序を選択します。
[フィルター]: [フィルターの設定] ダイアログ ボックスで、列の値に基づいてグリッドの行をフィルター選択します。
[フィルターのクリア]: グリッドのフィルター設定をすべてクリアします。
フィルター設定は各グリッドに固有です。 列の選択と並べ替えは、各パブリッシャーのパブリケーション グリッドなど、同じ種類のすべてのグリッドに適用されます。
[トランザクション サブスクリプションの表示]
選択したパブリッシャーに対して表示するサブスクリプションの種類 (トランザクション、スナップショット、またはマージ) を選択します。
表示
サブスクリプション状態を選択すると、選択した種類の状態のサブスクリプションが表示されます。 たとえば、エラーを含むサブスクリプションのみを表示するように設定できます。
Status
各サブスクリプションの状態です。これは、ディストリビューション エージェントまたはログ リーダー エージェントの状態により決まります (より優先度の高い状態が表示されます。キュー更新サブスクリプションが使用されている場合、この状態はキュー リーダー エージェントによって決まる場合もあります)。
既定では、サブスクリプションの情報を表示するグリッドは [状態] 列の順序で並べられています (同じ状態のサブスクリプションは、 [パフォーマンス] 列の順序で並べられています)。 表示される状態の値と、その値の並べ替え順 (たとえば、エラーは常にグリッドの上部に表示されます) を次に示します。
エラー
[パフォーマンス クリティカル]
まもなく期限切れ/期限切れ
[初期化されていないサブスクリプション]
[失敗したコマンドの再試行]
停止中
実行中
特定のサブスクリプションが複数の状態である場合に表示される値も、並べ替え順によって決まります。 たとえば、サブスクリプションにエラーがあり、まもなく期限切れになる場合、 [状態] 列には [エラー]と表示されます。
状態値 [パフォーマンス クリティカル]、 [まもなく期限切れ/期限切れ]、および [初期化されていないサブスクリプション] は警告です。 警告が表示される場合、 [状態] 列にはエージェントが実行中かどうかも表示されます。 たとえば、 [実行中]、[パフォーマンス クリティカル]という形で状態が表示されます。
状態値 [パフォーマンス クリティカル] および [まもなく期限切れ/期限切れ] は、しきい値が設定されている場合のみ表示されます。 パフォーマンスの測定としきい値の設定については、「Monitor Performance with Replication Monitor」 (レプリケーション モニターを使用したパフォーマンスの監視) と「レプリケーション モニターのしきい値と警告の設定」を参照してください。
サブスクリプション
各サブスクリプションの名前です。 SubscriberName: SubscriptionDatabaseNameという形式になります。
Publication
サブスクリプションと同期するパブリケーションの名前です。 PublicationDatabaseName: PublicationNameという形式になります。
パフォーマンス
各サブスクリプションのパフォーマンス評価は、レプリケーション モニターにより取得され、履歴パフォーマンスに反映されていない、最も新しい計測値に基づいています。 パフォーマンスは、パフォーマンスしきい値が定義されているパブリケーションへのサブスクリプションについてのみ計測されます。パブリケーションにパフォーマンスしきい値が定義されていない場合、この列には [有効になっていません]と表示されます。 パフォーマンス評価は、次のいずれかの値になります。
非常に良い
[良い]
普通
悪い
重大
パフォーマンスが [重大] の場合、 [状態] 列に [パフォーマンス クリティカル] と表示されます。 パフォーマンス評価の定義方法とパフォーマンスしきい値の設定方法については、「Monitor Performance with Replication Monitor」 (レプリケーション モニターを使用したパフォーマンスの監視) を参照してください。
待機時間
トランザクションがパブリッシャー側でコミットされたときから、サブスクライバー側で対応するトランザクションがコミットされるまでに経過した時間の平均値です。 表示される待機時間は、レプリケーション モニターにより取得された最新の計測値に基づいています。 待機時間の計測の詳細については、「トランザクション レプリケーションの待機時間の計測および接続の検証」を参照してください。
[最後の同期]
ディストリビューション エージェントが最後に実行された時刻です。 同期が進行中の場合は、 [実行中] と表示されます。