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managed_backup.sp_backup_on_demand (Transact-SQL)

適用対象: SQL Server 2016 (13.x) 以降のバージョン

指定したデータベースのバックアップを実行するために、SQL Server マネージド バックアップを Microsoft Azure に要求します。

このストアド プロシージャを使用して、Microsoft Azure への SQL Server マネージド バックアップで構成されたデータベースのアドホック バックアップを実行します。 これにより、バックアップ チェーンが中断されるのを防ぎ、Microsoft Azure プロセスへの SQL Server マネージド バックアップが認識され、バックアップが同じ Azure Blob Storage コンテナーに格納されます。

バックアップが正常に完了すると、完全なバックアップ ファイル パスが返されます。 これには、バックアップ操作の結果として得られる新しいバックアップ ファイルの名前と場所が含まれます。

Microsoft Azure への SQL Server マネージド バックアップが、指定されたデータベースに対して特定の種類のバックアップを実行中の場合、エラーが返されます。 この場合、返されるエラー メッセージには、現在のバックアップのアップロード先となるバックアップ ファイルの完全なパスが含まれます。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

EXEC managed_backup.sp_backup_on_demand
    [ @database_name = ] 'database name'
    , [ @type = ] { 'Database' | 'Log' }
[ ; ]

引数

[ @database_name = ] 'database name'

バックアップを実行するデータベースの名前。 @database_nameは sysname です。

[ @type = ] { 'Database' |'Log' }

実行するバックアップの種類: Database または Log。 @type パラメーターは nvarchar(32)です。

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)。

アクセス許可

ALTER ANY CREDENTIAL 権限を持つデータベース ロールの db_backupoperator メンバーシップと、ストアド プロシージャに対する EXECUTE アクセス許可 sp_delete_backuphistory 必要です。

次の例では、データベース TestDBのデータベース バックアップ要求を行います。 このデータベースでは、Microsoft Azure への SQL Server マネージド バックアップが有効になっています。

USE msdb;
GO

EXEC managed_backup.sp_backup_on_demand
    @database_name = 'TestDB',
    @type = 'Database';
GO