Reporting Services インストール時の問題解決

セットアップ中にエラーが発生して Reporting Services をインストールできない場合は、この記事の手順を使用して、インストール エラーの原因として最も可能性が高い状況に対処してください。

Reporting Services に関連するその他のエラーや問題については、SSRS の問題とエラーのトラブルシューティングに関するページを参照してください。

発生した問題がリリース ノートに記載されている場合があるので、オンライン リリース ノートを参照してください。

セットアップ ログのチェック

セットアップ エラーは、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\nnn\Setup Bootstrap\Log フォルダーにあるログ ファイルに記録されます。 セットアップを実行するたびにサブフォルダーが作成されます。 サブフォルダー名はセットアップを実行した日時です。 セットアップ ログ ファイルの表示方法については、「 SQL Server セットアップ ログ ファイルの表示と読み取り」を参照してください。

  • ログ ファイルには複数のファイルが含まれます。

  • 製品、コンポーネント、およびインスタンスの情報を表示するには、*_summary.txt ファイルを開きます。

  • セットアップ中に生成されたエラー情報を表示するには、*_errorlog.txt ファイルを開きます。

  • Reporting Services のセットアップ情報を表示するには、*_RS_*_ComponentUpdateSetup.log を開きます。

前提条件を確認する

セットアップでは、前提条件が自動的にチェックされます。 ただし、セットアップ時の問題のトラブルシューティングを行う場合は、セットアップでチェックされる前提条件を把握しておくと役に立ちます。

  • セットアップを実行するには、アカウントがローカルの Administrators グループのメンバーであることが必要です。 セットアップには、ファイルの追加、レジストリの設定、ローカル セキュリティ グループの作成、および権限の設定を行うための権限が必要です。 既定の構成をインストールする場合は、インストールする SQL Server インスタンスにレポート サーバー データベースを作成する権限がセットアップに必要です。

  • オペレーティング システムが HTTP.SYS 1.1 をサポートしている必要があります。

  • HTTP サービスが有効になっていて、実行されている必要があります。

  • SQL Server エージェント サービスもインストールする場合は、分散トランザクション コーディネーター (DTC) が実行されている必要があります。

  • System32 フォルダーに Authz.dll があることが必要です。

インターネット インフォメーション サービス (IIS) または ASP.NETはセットアップでチェックされなくなりました。 Reporting Services には MDAC 2.0 および Microsoft .NET Framework バージョン 2.0 が必要です。これらがまだインストールされていない場合は、セットアップで自動的にインストールされます。

SharePoint モードのインストールでのトラブルシューティング

レポート サーバーの構成マネージャーが起動されない

説明: この問題は SQL Server 2012 以降の仕様です。 Reporting Services は、SharePoint サービス アーキテクチャ用に設計されています。 SharePoint モードで Reporting Services を構成および管理するために、構成マネージャーを使用する必要はなくなりました。

解決方法: SharePoint モードでレポート サーバーを構成するには、SharePoint サーバーの全体管理を使用します。 詳細については、「 Reporting Services SharePoint サービス アプリケーションの管理」を参照してください

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SQL Server 2016 SSRS を SharePoint モードでインストールした後、SharePoint サーバーの全体管理に SQL Server Reporting Services サービスが表示されない

説明: SharePoint モードの SQL Server 2016 Reporting Services および SharePoint 2013/2016 用の SQL Server 2016 Reporting Services アドインが正常にインストールされた後、次の 2 つのメニューに "SQL Server Reporting Services" が表示されない場合、Reporting Services サービスは登録されていません。

  • [SharePoint 2013/2016 サーバーの全体管理] -> [アプリケーション構成の管理] -> [サーバーのサービスの管理] ページ

  • [SharePoint 2013/2016 サーバーの全体管理] -> [アプリケーション構成の管理] -> [サービス アプリケーションの管理] -> [新規作成] メニュー

解決方法:Reporting Services SharePoint Services を登録して起動するには、次の手順を完了します。

  1. SharePoint 2013/2016 サーバーの全体管理を実行するコンピューターで、次を実行します。

    1. 管理者特権を使用して、SharePoint 2013/2016 管理シェルを開きます。 アイコンを右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。 シェルから次の 3 つのコマンドレットを実行します。

    2. Install-SPRSService  
      
    3. Install-SPRSServiceProxy  
      
    4. Get-SPServiceInstance -all |where {$_.TypeName -like "SQL Server Reporting*"} | Start-SPServiceInstance  
      
  2. Reporting Services サービスで、[SharePoint 2013/2016 サーバーの全体管理] ->[アプリケーション管理] ->[サーバーのサービスの管理] ページで [開始] の状態が示されていることを確認します

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Reporting Services の PowerShell コマンドレットが使用できず、コマンドが認識されない

説明:Reporting Services の PowerShell コマンドレットを実行しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

  • 用語 'Install-SPRSServiceInstall-SPRSService' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として 認識されません 。 名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行してください。 発生場所 行: 1 文字: 39+ Install-SPRSServiceInstall-SPRSService <<<< + CategoryInfo : ObjectNotFound: (Install-SPRSServiceInstall-SPRSService:String) [], CommandNotFoundExcep

解決方法: 次のいずれかのアクションを行います。

  • SharePoint 製品用 Reporting Services アドインを実行します。 rssharepoint.msi

  • SQL Server のインストール メディアから、 Reporting Services SharePoint モードをインストールします。

解決方法のいずれかを完了したときに SharePoint 2013/2016 管理シェルが開いていた場合は、管理シェルをいったん閉じてから開き直します。

詳細については、以下の記事を参照してください。

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URL が構成されていないことを示すエラー メッセージが表示される

説明: 次のようなエラー メッセージが表示されます。

この SQL Server Reporting Services (SSRS) の機能はサポートされていません。 サーバーの全体管理を使用して、次の問題の 1 つ以上を確認し、修正してください。

  • レポート サーバー URL が構成されていません。 SSRS 統合ページを使用して、レポート サーバー URL を設定してください。

  • SSRS サービス アプリケーション プロキシが構成されていません。 SSRS サービス アプリケーションのページを使用して、プロキシを構成してください。

  • SSRS サービス アプリケーションは、この Web アプリケーションにマップされていません。 SSRS サービス アプリケーションのページを使用して SSRS サービス アプリケーション プロキシをこの Web アプリケーションのアプリケーション プロキシ グループに関連付けてください。

解決方法: このエラー メッセージに、この問題を修正するための 3 つの推奨手順が含まれています。 メッセージ "レポート サーバーの URL が構成されていません" の最初の推奨事項は、 SQL Server 2012 (11.x)よりも前のレポート サーバー バージョンとの統合に関連します。 以前のレポート サーバー バージョンの SharePoint 構成は、 SQL Server Reporting Services (2008 および 2008 R2) を使用して [アプリケーションの全体設定]ページで完了されます。

その他の情報:Reporting Services サービスへの接続が必要な Reporting Services 機能のいずれかを使用しようとすると、このエラー メッセージが表示されます。 これには次のものが含まれます

  • SQL Server レポート ビルダーを SharePoint ドキュメント ライブラリから開いている。

  • サブスクリプションを管理する。

  • サービス アプリケーションを管理する。

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SharePoint がインストールされているコンピューターが構成されていない場合にセットアップに失敗する

説明: SharePoint がインストールされているものの構成されていないコンピューターに Reporting Services SharePoint モードをインストールするよう選択した場合、次のようなメッセージが表示され、セットアップが停止します。

SQL Server セットアップは動作を停止しました

解決方法: SharePoint を構成し、その後 SQL Server のインストールを実行します。

追加情報:Reporting Services を既存の SharePoint 環境にインストールするとき、セットアップで Reporting Services SharePoint サービスのインストールおよび開始が試行されます。 SharePoint が構成されていないと、このサービスのインストールは失敗し、セットアップがエラーを返します。

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SharePoint サーバーの全体管理ページが空白である

説明: SharePoint 2013/2016 をインストール エラーなく正常にインストールできました。 [サーバーの全体管理] を表示すると空白のページしか表示されないことがあります。

解決方法: この問題は、 Reporting Services に固有のものではなく、SharePoint 環境全体における権限の構成に関連するものです。 いくつかの推奨事項を次に示します。

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新しいレポート ビルダー レポートを作成しようとすると、エラー メッセージが表示される

説明: ドキュメント ライブラリ内でレポート ビルダー レポートを作成しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

SQL Server Reporting Services サービス アプリケーションが存在しないか、またはレポート サーバーの URL がサーバーの全体管理で構成されていないため、この機能はサポートされません。

解決方法:Reporting Services サービス アプリケーションが存在し、正しく構成されていることを確認します。 詳細については、「SharePoint モードでの最初のレポート サーバーのインストール」をご覧ください。

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RS_SHP は PREPAREIMAGE でサポートされないことを示すエラー メッセージが表示される

説明:Reporting Services に対して PREPAREIMAGE を実行しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

指定された機能 'RS_SHP' は、SysPrep をサポートしていないため、PREPAREIMAGE アクションの実行中にはサポートされません。 SysPrep と互換性のない機能を削除し、セットアップを再実行してください。

対処法: 回避策はありません。 Reporting Services SYSPREP (PREPAREIMAGE) をサポートしていません。 Reporting Services ネイティブ モードでは SYSPREP をサポートしています。

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ネイティブ モードのインストールでのトラブルシューティング

Windows Vista または Windows Server 2008 にアップグレードするとパフォーマンス カウンターが表示されない

Windows Vista を実行するコンピューターでオペレーティング システムを Windows Server 2008 または Reporting Servicesにアップグレードした場合、アップグレード後に Reporting Services のパフォーマンス カウンターが設定されなくなります。

Reporting Services のパフォーマンス カウンターを再設定するには

  1. 次のレジストリ キーを削除します。

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSRS 2016 Web Service

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSRS 2016 Windows Service

  2. コマンド ウィンドウを開き、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。

    • run <.NET 4.0 Framework ディレクトリ>\InstallUtil.exe <レポート サーバーの Bin ディレクトリ>\ReportingServicesLibrary.dll

      Note

      <.NET 4.0 Framework ディレクトリ> は .NET Framework 4.0 ファイルの物理パス、<レポート サーバーの Bin ディレクトリ> はレポート サーバーの bin ファイルの物理パスに置き換えます。

  3. Reporting Services サービスを再開します。

手順が正しく行われたことを確認するには、Web ブラウザーを開き、Web ポータルの URL またはレポート サーバーの URL に移動します。 その後、パフォーマンス モニターを開き、カウンターが機能していることを確認します。

レジストリ エディターを使用してパフォーマンス レジストリ キーをもう一度追加するには

  1. レジストリ エディターを開きます。

    1. [スタート]ボタンをクリックし、 [ファイル名を指定して実行]をクリックします。

    2. [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスで、 [名前] ボックスに「 regedit」と入力します。

  2. レジストリ エディターで、次のレジストリ キーを選択します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSRS 2016 Web Service\Performance

  3. [Performance] ノードを右クリックし、 [新規]をポイントして [複数行文字列値]をクリックします。

  4. Counter Names 」と入力して Enter キーを押します。

  5. 同じ手順を繰り返して、このノードに Counter Types レジストリ キーを追加します。

  6. 次のレジストリ キーに移動します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSRS 2016 Web Service\Performance

  7. [Performance] ノードを右クリックし、 [新規]をポイントして [複数行文字列値]をクリックします。

  8. Counter Names 」と入力して Enter キーを押します。

  9. 同じ手順を繰り返して、このノードに Counter Types レジストリ キーを追加します。

64 ビット インスタンスを修復するか、レジストリ キーをもう一度手動で追加したら、パフォーマンス モニターを使用して、監視する Reporting Services パフォーマンス オブジェクトを構成できます。

SQL Server 2005 からアップグレードすると構成プロパティの ReportServerExternalURL と PassThroughCookies が構成されない

SQL Server 2005 (9.x) から SQL Server 2016 Reporting Services 以降 (SSRS)にアップグレードする場合は、構成プロパティの ReportServerExternalURLPassThroughCookies がアップグレード プロセスで構成されません。 ReportServerExternalURL はオプションのプロパティです。SharePoint 2.0 Web パーツを使用していて、ユーザーがレポートを取得して新しいブラウザー ウィンドウで開くことができるようにする場合にのみ設定する必要があります。 ReportServerExternalURL の詳細については、「構成ファイル内の URL (レポート サーバーの構成マネージャー)」を参照してください。 PassThroughCookies はカスタム認証を使用する場合にのみ必要です。 PassThroughCookies については、「カスタム認証クッキーを送信するようにレポート マネージャーを構成する」を参照してください。

Note

カスタム認証を使用する場合は、アップグレードを実行する代わりに現在のインストールを移行することをお勧めします。 Reporting Services の移行について詳しくは、「Reporting Services のインストールの移行 (ネイティブ モード)」を参照してください。

既定では、これらのプロパティは SQL Server 2016 Reporting Services 以降 (SSRS) の構成には存在しません。 SQL Server 2005 (9.x) でこれらのプロパティを構成していて、その機能が引き続き必要な場合は、アップグレード プロセスの完了後にこれらを手動で RSReportServer.config ファイルに追加する必要があります。 詳細については、「Reporting Services の構成ファイルの変更 (RSreportserver.config)」を参照してください。

SQL Server 2005 から SQL Server 2016 にアップグレードした後に Windows 認証を使用すると "401 - 権限がありません" エラーが表示される

SQL Server 2005 (9.x) Reporting Services から SQL Server 2016 Reporting Services 以降 (SSRS) にアップグレードする場合に、レポート サーバー サービス アカウントのビルトイン アカウントに NTLM 認証を使用していると、アップグレード後にレポート サーバーや Web ポータルにアクセスするときに "401 - 権限がありません" エラーが表示される場合があります。

このメッセージが表示されるのは、Windows 認証用の既定の SQL Server 2016 Reporting Services 以降 (SSRS) 構成が変更されているためです。 レポート サーバー サービス アカウントが NetworkService または LocalSystem である場合はネゴシエートが構成され、 レポート サーバー サービス アカウントがこれらのビルトイン アカウントではない場合は NTLM が構成されます。 アップグレード後にこの問題を修正するには、RSReportServer.config ファイルを編集して AuthenticationTypeRSWindowsNTLMに設定します。 詳細については、「Configure Windows Authentication on the Report Server」(レポート サーバーで Windows 認証を構成する) をご覧ください。

SQL Server 2016 Reporting Services の 32 ビット インスタンスと 64 ビット インスタンスのサイド バイ サイド配置で 32 ビット インスタンスをアンインストールすると、64 ビット インスタンスが破損する

SQL Server 2016 Reporting Services 以降 (SSRS) の 32 ビット インスタンスと 64 ビット インスタンスをサイド バイ サイドでコンピューターにインストールしている場合に 32 ビット インスタンスをアンインストールすると、Reporting Services の 4 つのレジストリ キーが削除されます。 キーを削除すると、Reporting Services の 64 ビット インスタンスが破損します。 32 ビット インスタンスをアンインストールすると削除されるのは、 Reporting Services の以下のレジストリ キーです。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSRS 2016 Web Service\Performance:Counter Names HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSRS 2016 Windows Service\Performance:Counter Names HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSRS 2016 Web Service\Performance:Counter Types HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSRS 2016 Windows Service\Performance:Counter Types

この問題を修正するには、64 ビット インスタンスを修復します。 修復を使用することをお勧めしますが、レジストリ エディターを使用してレジストリ キーをもう一度手動で追加することもできます。

注意事項

レジストリを誤って編集すると、システムに重大な障害が発生する場合があります。 レジストリを変更する前に、コンピューター上の重要なデータのバックアップを作成する必要があります。

その他の技術情報

以下に示すのは、問題解決時に役立つ可能性のある追加資料です。