この記事では、ページ分割されたレポートを Excel にエクスポートするときに Excel 2003 の行制限を回避する方法について説明します。 回避策は、テーブルのみを含むレポート向けのものです。
重要
Microsoft Excel 2003 (.xls) 表示拡張機能の使用は非推奨とされます。 詳細については、「 SQL Server 2016 における SQL Server Reporting Services の非推奨の機能を参照してください。
Excel 2003 でサポートされる行数は、ワークシートあたり最大 65,536 行です。 この制限は、いくつかの行の後に明示的に改ページを強制することで回避できます。 Excel レンダラーでは、それぞれの明示的な改ページごとに、新しいワークシートが作成されます。
明示的な改ページを作成する
SQL Server Data Tools (ビジネス インテリジェンスまたは Reporting Services Web ポータル) でレポートを開きます。
テーブル内のデータ行を右クリックし、[グループの追加] を選択します。 外部テーブル グループを追加するには、[親グループ] を選択します。
次の式を [グループ化] の式ボックスに入力し、[OK] を選んで、親グループを追加します。
=Int((RowNumber(Nothing)-1)/65000)この数式は、データセット内の 65,000 行の各セットに番号を割り当てます。 グループに改ページが定義されている場合、式の結果は 65,000 行ごとに改ページされます。
外部テーブルのグループを追加すると、レポートにグループ列が追加されます。
グループ列を削除するには、列ヘッダーを右クリックし、[列の削除]、[列のみを削除]、[OK] の順に選択します。
[行グループ] の [グループ 1] を右クリックし、[グループ プロパティ] を選びます。
[グループ プロパティ]ダイアログの[並べ替え]ページで、デフォルトの並べ替えオプションを選択し、[削除]を選択します。
[改ページ] ページで、[グループの各インスタンス間] を選んで、[OK] を選びます。
レポートを[保存] します。 Excel にエクスポートすると、複数のワークシートにエクスポートされ、各ワークシートには最大 65,000 行が含まれます。