SQL Server Reporting Services を使用すると、レポート サーバー Web サービスを介してレポート サーバーのすべての機能にアクセスできます。 レポート サーバー Web サービスは、SOAP API を使用した XML Web サービスです。 SOAP over HTTP を使用し、クライアント プログラムとレポート サーバー間の通信インターフェイスとして機能します。 Web サービスには、レポート実行用とレポート管理用の 2 つのエンドポイントがあり、レポート サーバーの機能を公開し、レポート ライフ サイクルの任意の部分にカスタム ツールを作成できるメソッドが用意されています。
Web サービスに基づいて Reporting Services アプリケーションを開発するには、主に 3 つの方法があります。 次のようにすることができます。
Microsoft Visual Studio と Microsoft .NET Framework SDK を使用してアプリケーションを開発します。 .NET Framework を使用して Web サービス アプリケーションをビルドする方法の詳細については、「Web サービス と .NET Framework を使用したアプリケーションのビルド」を参照してください。
rs ユーティリティ (RS.exe)、Reporting Services スクリプト環境を使用してアプリケーションを開発します。 Reporting Services および Visual Basic スクリプトを使用すると、任意のレポート サーバー Web サービス操作を実行できます。 Reporting Services でのスクリプトの詳細については、「 rs.exe ユーティリティと Web サービスを使用したスクリプト」を参照してください。
SOAP 対応の開発ツールのセットを使用してアプリケーションを開発します。 詳細については、「 Reporting Services における SOAP の役割」を参照してください。
プログラミング図
Reporting Services の使用可能な Web サービス開発オプション
このセクションでは...
レポート サーバー Web サービスメソッド
各レポート サーバー Web サービスの機能と方法について説明します。
Reporting Services における SOAP の役割
SOAP の概要と、レポート サーバー Web サービスでの SOAP の使用方法について説明します。
SOAP API へのアクセス
Web サービス記述言語 (WSDL) について説明し、Reporting Services WSDL ファイルにアクセスするための URL を提供します。
Web サービスと .NET Framework を使用してのアプリケーションの構築
Reporting Services SOAP API を呼び出すアプリケーションと Web サービスの開発に関する情報が含まれています。
rs.exe ユーティリティと Web サービスを使用したスクリプト
Reporting Services スクリプト環境の概要について説明します。
テクニカル リファレンス (SSRS)
レポート サーバー Web サービスのメソッドおよび対応する複合型に固有の参照資料が含まれています。
Web サービス開発のユーザー要件
レポート サーバー Web サービスを使用してアプリケーションを開発するには、次のものが必要です。
Microsoft Internet Explorer 5.5 以降は、レポート サーバーへのインターネット接続とレポート サーバーへのアクセスを備えたコンピューターにインストールされています。
Microsoft .NET Framework を使用して Reporting Services アプリケーションを開発および展開する場合は、コンピューターにインストールされている Microsoft Visual Studio または Microsoft .NET Framework SDK。
Microsoft SQL Server Reporting Services の機能について詳しい理解を深めます。
SOAP および XML Web サービスについてしっかりと理解している。
.NET Framework を開発プラットフォームとして使用する予定の場合は、Microsoft C# や Microsoft Visual Basic などの .NET Framework と互換性のある言語での開発エクスペリエンス。