APP_NAME (Transact-SQL)
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance
この関数は、現在のセッションのアプリケーション名の値が設定されている場合、その名前を返します。
重要
クライアントからアプリケーション名が提供されますが、APP_NAME
では、アプリケーション名の値はまったく検証されません。 APP_NAME
をセキュリティ チェックの一部として使用しないでください。
構文
APP_NAME ( )
Note
SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。
戻り値の型
nvarchar(128)
注釈
APP_NAME
は、アプリケーションごとに異なるアクションを実行する手段として、異なるアプリケーションを区別するために使用します。 たとえば、アプリケーションごとに異なる日付形式を使用するために、APP_NAME
で異なるアプリケーションを区別することができます。 また、特定のアプリケーションに対して情報メッセージを返すこともできます。
Management Studio でアプリケーション名を設定する場合、[データベース エンジンへの接続] ダイアログ ボックスで [オプション] をクリックします。 [追加の接続パラメーター] タブ上で、app 属性を ;app='application_name'
形式で指定します。
例
この例では、このプロセスを開始したクライアント アプリケーションが SQL Server Management Studio
セッションかどうかを確認します。 その後、US または ANSI 形式で日付の値を指定します。
USE AdventureWorks2022;
GO
IF APP_NAME() = 'Microsoft SQL Server Management Studio - Query'
PRINT 'This process was started by ' + APP_NAME() + '. The date is ' + CONVERT ( VARCHAR(100) , GETDATE(), 101) + '.';
ELSE
PRINT 'This process was started by ' + APP_NAME() + '. The date is ' + CONVERT ( VARCHAR(100) , GETDATE(), 102) + '.';
GO