適用対象:SQL Server
Azure SQL Database
Azure SQL Managed Instance
Azure Synapse Analytics
Analytics Platform System (PDW)
Microsoft Fabric の SQL 分析エンドポイント
Microsoft Fabric のウェアハウス
Microsoft Fabric の SQL データベース
この関数は、グループ内で見つかった項目数を返します。
COUNT_BIG は COUNT 関数と同じように動作します。 これらの関数の違いは、戻り値のデータ型のみです。
COUNT_BIG は常に bigint データ型の値を返します。
COUNT は常に int データ型の値を返します。
構文
-- Aggregation Function Syntax
COUNT_BIG ( { [ [ ALL | DISTINCT ] expression ] | * } )
-- Analytic Function Syntax
COUNT_BIG ( [ ALL ] { expression | * } ) OVER ( [ <partition_by_clause> ] )
引数
ALL
すべての値にこの集計関数を適用します。 既定として ALL が使用されます。
DISTINCT
COUNT_BIG で一意の NULL ではない値の数を返すことを指定します。
式 (expression)
任意のデータ型の式。
COUNT_BIG は、式の集計関数またはサブクエリをサポートしていません。
*
COUNT_BIG ですべての行をカウントし、返すテーブルの合計行数を決定することを指定します。
COUNT_BIG(*) はパラメーターを受け取らず、DISTINCT の使用をサポートしていません。
COUNT_BIG(*) では、この関数の定義上、特定の列についての情報は使用されないため、expression パラメーターは必要ありません。
COUNT_BIG(*) は、指定されたテーブル内の行数を返し、重複する行を保持します。 null 値の行を含め、各行が別々にカウントされます。
オーバー ( [ partition_by_clause ][ order_by_clause ] )
partition_by_clause は、FROM 句で生成された結果セットをパーティションに分割します。このパーティションに COUNT_BIG 関数が適用されます。 指定しない場合、関数ではクエリ結果セットのすべての行を 1 つのグループとして扱います。
order_by_clause は、操作の論理的順序を決定します。 詳細については、OVER 句 (Transact-SQL) に関する記事を参照してください。
戻り値の型
bigint
解説
COUNT_BIG(*) では、グループ内の項目数が返されます。 これには NULL 値と重複値が含まれます。
COUNT_BIG (ALL expression) はグループ内の各行に対して expression を評価し、非 NULL 値の数を返します。
COUNT_BIG (DISTINCT expression) はグループ内の各行に対して expression を評価し、一意の非 NULL 値の数を返します。
COUNT_BIG は、OVER 句や ORDER BY 句なしで使用される場合は決定的関数です。 COUNT_BIG が OVER 句や ORDER BY 句と共に使用される場合は、非決定的関数です。 詳細については、「決定的関数と非決定的関数」を参照してください。
例
例については、「COUNT (Transact-SQL)」を参照してください。
関連項目
集計関数 (Transact-SQL)
カウント(Transact-SQL)
int、bigint、smallint、および tinyint (Transact-SQL)
OVER 句 (Transact-SQL)