FULLTEXTSERVICEPROPERTY (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

Full-Text Engine のプロパティに関する情報を返します。 これらのプロパティは、sp_fulltext_service を使用して設定および取得できます。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

FULLTEXTSERVICEPROPERTY ('property')  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

引数

property
フルテキスト サービス レベルのプロパティ名を含む式です。 次の表は、プロパティと、返される情報についての説明の一覧です。

注意

次のプロパティは、Microsoft SQL Server の将来のリリースで削除される予定です: ConnectTimeoutDataTimeoutResourceUsage。 新しい開発作業では、これらのプロパティの使用は避け、現在これらのプロパティのいずれかを使用しているアプリケーションは修正するようにしてください。

プロパティ
ResourceUsage 0 を返します。 旧バージョンとの互換性のためにのみサポートされています。
ConnectTimeout 0 を返します。 旧バージョンとの互換性のためにのみサポートされています。
IsFulltextInstalled フルテキスト コンポーネントは、SQL Server の現在のインスタンスと共にインストールされます。

0 = フルテキストはインストールされていない

1 = フルテキストはインストールされている

NULL = 無効な入力またはエラー
DataTimeout 0 を返します。 旧バージョンとの互換性のためにのみサポートされています。
LoadOSResources オペレーティング システムのワード ブレーカーやフィルターを、SQL Server のインスタンスに登録し、使用するかどうかを指定します。 オペレーティング システム (OS) に行われた更新によって予期しない動作が起こるのを防ぐため、既定ではこのプロパティは無効になっています。 OS リソースの使用を有効にすると、インスタンス固有のリソースがインストールされていない Microsoft Indexing Service に登録されている、言語とドキュメントの種類に応じたリソースにアクセスできます。 OS リソースの読み込みを有効にする場合は、OS リソースが信頼された署名付きバイナリであることを確認してください。信頼された署名付きバイナリでない場合、VerifySignature が 1 に設定されたときに、OS リソースを読み込むことができません。

0 = この SQL Server のインスタンス固有のフィルターとワード ブレーカーのみを使用

1 = OS のフィルターとワード ブレーカーを読み込む。
VerifySignature Microsoft Search サービスによって署名付きバイナリのみを読み込むかどうかを指定します。 既定では、信頼された署名付きバイナリのみが読み込まれます。

0 = バイナリが署名付きかどうかを確認しない

1 = 信頼された署名付きバイナリのみを確認して読み込む

戻り値の型

int

次の例では、署名付きバイナリのみが読み込まれるかどうかを確認し、戻り値は、この検証が行われていないことを示します。

SELECT fulltextserviceproperty('VerifySignature');  

結果セットは次のようになります。

-----------   
0  

署名の検証を既定値の 1 に戻すには、次の sp_fulltext_service ステートメントを使用できます。

EXEC sp_fulltext_service @action='verify_signature', @value=1;  
GO  

関連項目

FULLTEXTCATALOGPROPERTY (Transact-SQL)
メタデータ関数 (Transact-SQL)
sp_fulltext_service (Transact-SQL)