JSON_OBJECTAGG (Transact-SQL)
適用対象: Azure SQL Database
SQL データまたは列の集約から JSON オブジェクトを構築します。
キーと値のペアは、入力値、列、変数参照として指定できます。
代わりに集約から JSON 配列を作成するには、JSON_ARRAYAGG を使用します。
Note
現時点では、json 集計関数 JSON_OBJECTAGG
と JSON_ARRAYAGG
の両方が、Azure SQL データベース のプレビューで利用できます。
構文
JSON_OBJECTAGG ( json_key_value [ json_null_clause ] )
json_key_value ::= <json_name> : <value_expression>
json_null_clause ::= NULL ON NULL | ABSENT ON NULL
引数
json_key_value
JSON オブジェクトのキーと値のペア。
json_null_clause
省略可能。 値が NULL
、またはプロパティ値として JSON null を使用する場合は、オブジェクトのプロパティ全体を省略します。 省略すると、NULL ON NULL
が既定値になります。
例
例 1
次の例では、1 つのキーと null 値を持つ JSON オブジェクトを返します。
select JSON_OBJECTAGG ( 'key':null )
結果
{"key":null}
例 2
次の例では、結果セットから 3 つのプロパティを含む JSON オブジェクトを構築します。
SELECT JSON_OBJECTAGG( c1:c2 )
FROM (
VALUES('key1', 'c'), ('key2', 'b'), ('key3','a')
) AS t(c1, c2);
結果
{"key1":"c","key2":"b","key3":"a"}
例 3
次の列は 2 つの列を持つ結果を返します。 最初の列には object_id
値が含まれています。 2 番目の列には JSON オブジェクトが含まれています。キーは列名、値は column_id
です。
SELECT TOP(5) c.object_id, JSON_OBJECTAGG(c.name:c.column_id) AS columns
FROM sys.columns AS c
GROUP BY c.object_id;
結果
object_id | column_list |
---|---|
3 | {"bitpos":12,"cid":6,"colguid":13,"hbcolid":3,"maxinrowlen":8,"nullbit":11,"offset":10,"ordkey":7,"ordlock":14,"rcmodified":4,"rscolid":2,"rsid":1,"status":9,"ti":5} |
5 | {"cmprlevel":9,"fgidfs":7,"fillfact":10,"idmajor":3,"idminor":4,"lockres":17,"maxint":13,"maxleaf":12,"maxnullbit":11,"minint":15,"minleaf":14,"numpart":5,"ownertype":2,"rcrows":8,"rowsetid":1,"rsguid":16,"scope_id":18,"status":6} |
6 | {"cloneid":6,"dbfragid":8,"id":1,"partid":3,"rowsetid":7,"segid":5,"status":9,"subid":2,"version":4} |
7 | {"auid":1,"fgid":5,"ownerid":3,"pcdata":10,"pcreserved":11,"pcused":9,"pgfirst":6,"pgfirstiam":8,"pgroot":7,"status":4,"type":2} |
8 | {"fileid":2,"filename":4,"name":3,"status":1} |