RIGHT (Transact-SQL)
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Analytics Platform System (PDW) Microsoft Fabric のSQL 分析エンドポイント Microsoft Fabric のウェアハウス
文字列の右端から指定された数の文字を返します。
構文
RIGHT ( character_expression , integer_expression )
Note
SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。
引数
character_expression
文字データまたはバイナリ データの式を指定します。 character_expression には定数、変数、または列を指定できます。 character_expression には、text または ntext を除く任意のデータ型 (暗黙的に varchar または nvarchar に変換できるデータ型) を使用できます。 それ以外の場合は、CAST 関数を使用して character_expression を明示的に変換します。
Note
string_expression の型が binary か varbinary の場合、RIGHT では、varchar への暗黙的変換が実行され、そのため、バイナリ入力は保持されません。
integer_expression
返される character_expression の文字数を指定する正の整数です。 integer_expression が負の場合、エラーが返されます。 integer_expression が bigint 型で、値が大きい場合、character_expression には varchar(max) などのラージ データ型を使用する必要があります。
戻り値の型
character_expression が非 Unicode 文字データ型の場合は、varchar を返します。
character_expression が Unicode 文字データ型の場合は、nvarchar を返します。
補助文字 (サロゲート ペア)
SC の照合順序を使用する場合、RIGHT 関数では、UTF-16 のサロゲート ペアが 1 文字としてカウントされます。 詳細については、「 Collation and Unicode Support」を参照してください。
例
A:列を指定して RIGHT を使用する
次の例では、AdventureWorks2022 データベース内の各担当者の名前の右端から 5 文字が返されます。
SELECT RIGHT(FirstName, 5) AS 'First Name'
FROM Person.Person
WHERE BusinessEntityID < 5
ORDER BY FirstName;
GO
結果セットは次のようになります。
First Name
----------
Ken
Terri
berto
Rob
(4 row(s) affected)
例: Azure Synapse Analytics、Analytics Platform System (PDW)
B. 列を指定して RIGHT を使用する
次の例では、DimEmployee
テーブル内の各姓の右端から 5 文字が返されます。
-- Uses AdventureWorks
SELECT RIGHT(LastName, 5) AS Name
FROM dbo.DimEmployee
ORDER BY EmployeeKey;
次に結果セットの一部を示します。
Name
-----
lbert
Brown
rello
lters
C. 文字列を指定して RIGHT を使用する
次の例では、RIGHT
を使用して abcdefg
という文字列の右端の 2 文字を返します。
SELECT RIGHT('abcdefg', 2);
結果セットは次のようになります。
-------
fg
参照
LEFT (Transact-SQL)
LTRIM (Transact-SQL)
RTRIM (Transact-SQL)
STRING_SPLIT (Transact-SQL)
SUBSTRING (Transact-SQL)
TRIM (Transact-SQL)
CAST および CONVERT (Transact-SQL)
データ型 (Transact-SQL)
文字列関数 (Transact-SQL)