@@SERVERNAME (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

SQL Server を実行しているローカル サーバーの名前を返します。
Transact-SQL 構文表記規則

構文

@@SERVERNAME  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

戻り値の型

nvarchar

解説

SQL Server セットアップによって、サーバー名がインストール時のコンピューター名に設定されます。 サーバーの名前を変更するには、sp_addserver を使用し、SQL Server を再起動します。

SQL Server のインスタンスが複数インストールされている状態で、ローカル サーバー名がセットアップ以来変更されていない場合は、@@SERVERNAME によって次のローカル サーバー名情報が返されます。

インスタンス サーバー情報
既定のインスタンス 'servername'
名前付きインスタンス 'servername\instancename'
フェールオーバー クラスター インスタンス - 既定のインスタンス 'network_name_for_fci_in_wsfc'
フェールオーバー クラスター インスタンス - 名前付きインスタンス 'network_name_for_fci_in_wsfc\instancename'

@@SERVERNAME 関数が返す文字列と、SERVERPROPERTY 関数の SERVERNAME プロパティが返す文字列は、形式は似ていますが、その情報は異なる可能性があります。 SERVERNAME プロパティの場合は、コンピューターのネットワーク名の変更を自動的にレポートします。

これに対して、@@SERVERNAME はこのような変更をレポートしません。 @@SERVERNAME は、sp_addserver または sp_dropserver ストアド プロシージャを使用して、ローカル サーバー名に加えられた変更をレポートします。

次の例に、@@SERVERNAME の使用方法を示します。

SELECT @@SERVERNAME AS 'Server Name'  

次に結果セットの例を示します。

Server Name  
---------------------------------  
ACCTG  
  

参照

構成関数 (Transact-SQL)
SERVERPROPERTY (Transact-SQL)
sp_addserver (Transact-SQL)