SESSIONPROPERTY (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

セッションの SET オプション設定を返します。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

SESSIONPROPERTY (option)  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

引数

オプション
このセッションの現在のオプション設定値です。 オプション 値は次のいずれかを指定することができます。

オプション 説明
ANSI_NULLS = (等号) と <> (不等号) を NULL 値に対して使用した場合の ISO 動作を指定します。

1 = ON

0 = OFF
ANSI_PADDING 列に定義されているサイズよりも短い値を列に格納する方法と、値の後に文字とバイナリ データ型で空白が続いている値を列に格納する方法を指定します。

1 = ON

0 = OFF
ANSI_WARNINGS 0 除算や算術オーバーフローなど、特定の状態に対するエラー メッセージまたは警告の出力について、ISO 標準の動作の適用を指定します。

1 = ON

0 = OFF
ARITHABORT クエリ実行中にオーバーフロー エラーまたは 0 除算エラーが発生した場合に、クエリを終了するかどうかを決定します。

1 = ON

0 = OFF
CONCAT_NULL_YIELDS_ NULL 連結の結果が NULL として取り扱われるのか、空文字列として取り扱われるのかを制御します。

1 = ON

0 = OFF
NUMERIC_ROUNDABORT 式の丸め処理で精度が低下するときに、エラー メッセージや警告を生成するかどうかを指定します。

1 = ON

0 = OFF
QUOTED_IDENTIFIER 引用符を使用して、識別子とリテラル文字列を区切る方法に関して、ISO 規格に従うかどうかを指定します。

1 = ON

0 = OFF
<その他の文字列> NULL = 入力は無効です。

戻り値の型

sql_variant

解説

SET オプションは、サーバー レベル、データベース レベル、およびユーザー指定のオプションを組み合わせることによって表します。

次の例では、CONCAT_NULL_YIELDS_NULL オプションの設定を返します。

SELECT   SESSIONPROPERTY ('CONCAT_NULL_YIELDS_NULL')  

参照

sql_variant (Transact-SQL)
SET ANSI_NULLS (Transact-SQL)
SET ANSI_PADDING (Transact-SQL)
SET ANSI_WARNINGS (Transact-SQL)
SET ARITHABORT (Transact-SQL)
SET CONCAT_NULL_YIELDS_NULL (Transact-SQL)
SET NUMERIC_ROUNDABORT (Transact-SQL)
SET QUOTED_IDENTIFIER (Transact-SQL)