USER_ID (Transact-SQL)
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance
データベース ユーザーの ID 番号を返します。
重要
この機能は、 SQL Serverの将来のバージョンで削除される予定です。 新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。 代わりに、DATABASE_PRINCIPAL_ID を使用してください。
構文
USER_ID ( [ 'user' ] )
引数
user
使用するユーザー名を指定します。 ユーザー は ncharです。 場合、 char 値を指定すると、暗黙的に変換されます ncharです。 かっこが必要です。
戻り値の型
int
解説
ときに ユーザー は省略すると、現在のユーザーと見なされます。 パラメーターに NULL が含まれていると、NULL が返されます。EXECUTE AS の後で USER_ID が呼び出されると、USER_ID は権限を借用したコンテキストの ID を返します。
特定のデータベース ユーザーにマップされない Windows プリンシパルがグループのメンバーシップでデータベースにアクセスした場合、USER_ID では 0 (public の ID) が返されます。 このプリンシパルがスキーマを指定せずにオブジェクトを作成した場合、SQL Server では Windows プリンシパルにマップされた暗黙のユーザーとスキーマが作成されます。 このときに作成されたユーザーを使用して、データベースに接続することはできません。 暗黙のユーザーにマップされた Windows プリンシパルが USER_ID を呼び出すと、暗黙のユーザーの ID が返されます。
USER_ID は、選択リストの中、WHERE 句の中、また式を使える所ならどこにでも使用できます。 詳細については、「式 (Transact-SQL)」を参照してください。
例
次の例では、AdventureWorks2022
ユーザー Harold
の ID 番号が返されます。
USE AdventureWorks2022;
SELECT USER_ID('Harold');
GO
参照
USER_NAME (Transact-SQL)
sys.database_principals (Transact-SQL)
DATABASE_PRINCIPAL_ID (Transact-SQL)
セキュリティ関数 (Transact-SQL)