ROLLBACK WORK (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

ユーザーが指定したトランザクションを、トランザクションの開始位置までロールバックします。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

ROLLBACK [ WORK ]  
[ ; ]  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

解説

このステートメントの機能は、ROLLBACK TRANSACTION の機能と同じです。ただし、ROLLBACK TRANSACTION には、ユーザー定義のトランザクション名を指定できる点が異なります。 省略可能な WORK キーワードを指定してもしなくても、この ROLLBACK 構文は ISO 構文と互換性があります。

トランザクションを入れ子にしている場合は、ROLLBACK WORK は、最も外側の BEGIN TRANSACTION ステートメントまで常にロールバックし、@@TRANCOUNT システム関数を 0 に減らします。

アクセス許可

ROLLBACK WORK 権限は、特に指定のない限り有効なすべてのユーザーに与えられます。

参照

BEGIN DISTRIBUTED TRANSACTION (Transact-SQL)
BEGIN TRANSACTION (Transact-SQL)
COMMIT TRANSACTION (Transact-SQL)
COMMIT WORK (Transact-SQL)
ROLLBACK TRANSACTION (Transact-SQL)
SAVE TRANSACTION (Transact-SQL)