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Operations Manager でのネットワーク監視用の実行アカウント

この記事では、Operations Manager でネットワーク デバイスを検出するために必要な実行アカウントを構成する方法について説明します。 System Center - Operations Manager では、実行アカウントを使用してネットワーク デバイスを検出および監視します。 実行アカウントに含める情報により、管理サーバーはネットワーク デバイスと通信できます。 Simple Network Management Protocol (SNMP) v1、v2、v3 を使用するデバイスを監視できます。

SNMP v1 または v2 を使用するネットワーク デバイスには、デバイスへの読み取り専用のアクセスを提供するためのパスワードとして機能するコミュニティ文字列を指定する実行アカウントが必要です。

SNMP v3 を使用する各ネットワーク デバイスには、次の資格情報を提供する一意の実行アカウントが必要です。

  • ユーザー名:デバイスの構成から取得します。

  • コンテキスト:ユーザー名と共に SNMPv3 エージェントに送信される要求のアクセス許可を決定する名前。

  • 認証プロトコル: MD5 for Message Digest 5、SHA for Secure Hash Algorithm、または NONE。

  • 認証キー: 1 ~ 64 文字で構成される文字列。認証プロトコルが MD5 または SHA の場合は必須です。

  • プライバシー プロトコル: DES for Data Encryption Standard、AES for Advanced Encryption Standard、または NONE。

  • プライバシー キー: 1 ~ 64 文字で構成される文字列。プライバシー プロトコルが DES または AES の場合は必須です。

    Note

    認証キーとプライバシー キーは入力時にマスクされます。

実行アカウントは、ネットワーク デバイス検出ルールの作成時に作成できます。または、あらかじめ実行アカウントを作成しておき、検出ルールの作成時に適切なアカウントを選択するこもできます。

Operations Manager をインストールすると、SNMP 監視アカウントと SNMPv3 監視アカウントの 2 つの実行プロファイルが作成されます。 検出ルールの作成時に作成したネットワーク デバイス検出用の実行アカウントは、自動的に適切な実行プロファイルに関連付けられます。

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