導入

完了

分析は、Microsoft Power Platform 用に開発されるソリューションにおいて主な役割を果たします。 分析とインサイトは、Microsoft Power Platform を使ったさまざまな方法で提供できます。 ソリューション アーキテクトは、ソリューションにレポートと分析を実装する方法を評価する必要があります。

ビジネス ソリューションのアプリやデータを向上する上で、AI はさらに重要になっています。 したがって、ソリューション アーキテクトは、Microsoft Power Platform のソリューション内で AI を使用するためのオプションを評価する必要があります。

レポートとインサイト

ソリューション アーキテクトは、プロジェクトのすべてのステージでレポートと分析を検討する必要があります。

プロジェクトのステージの図。

例:

  • ソリューション アーキテクトは、しばしば、営業およびプリセールスに関わり、レポートを使用して顧客に良い印象を与えます。
  • 分析フェーズでは、ソリューション アーキテクトは、レポートと分析の実際の目標を明確にする必要があります。
  • 設計フェーズでは、ソリューション アーキテクトは、データ モデリングに必要なデータとデータのリレーションシップを組み込んで、レポートと分析の要件をサポートする必要があります。
  • セルフサービスのトレーニングと設定は、デプロイ ステージで行う必要があります。

レポートにおけるソリューション アーキテクトの役割

Microsoft Power Platform では、このモジュールで扱うレポート用の複数のオプションが提供されます。 ソリューション アーキテクトは、要件からニーズを評価してから、最適な方法を特定する必要があります。

メモ

ニーズに応じて、さまざまなアプローチが必要になる場合があります。 ソリューション アーキテクトは、要件やシナリオごとに最も適切な方法を選択する必要があります。

レポートはプロジェクトが終了するまで残されるため、見落とされがちな重要なタスクは、データ モデルがレポートと分析の要件をサポートしていることの確認です。 データ モデルは、分析に必要なリレーションシップもサポートしている必要があります。 ソリューション アーキテクトは、データ モデルがアプリケーション処理および必要なレポートをサポートしていることを確認する必要があります。

ソリューション アーキテクトはリアクティブにレポートや分析を確認するのではなく、積極的にインサイトと AI を使用する機会を探す必要があります。

レポートと分析のタイプ

ソリューション アーキテクトは、レポートを見るとき、レポートと分析のさまざまカテゴリを検討する必要があります。

  • 運用レポート - データは Microsoft Dataverse から直接取得され、Microsoft Power Apps のアプリのコンテキスト内で表示およびやりとりされます。
  • セルフサービス BI - データは Dataverse からエクスポートされるか、スケジュール上で更新されます。
  • エンタープライズ BI - データは広範なエンタープライズ レポート ツール内で使用するために抽出されます。これは、他のソースからのデータの統合を可能にするために行われます。

レポートのタイプの図。

ソリューション アーキテクトは、次のような Microsoft Dynamics 365アプリで使用できる事前構築済みのインサイトを把握している必要があります。

  • Dynamics 365 Sales Insights
  • Dynamics 365 Customer Insights - Data
  • Dynamics 365 Fraud Protection

これらのアプリでは、広範なインサイト機能が用意されています。レポートを作成する代わりにソリューション内で使用できます。 また、Dynamics 365 用の Microsoft Power BI テンプレート アプリが用意されており、レポート要件を満たすためにデプロイできます。

レポートとビジュアル化のための要件を評価する際に、ソリューション アーキテクトが検討すべき質問は次のとおりです。

  • どのようなデータが必要か。
  • ソリューション外部のデータが必要か。
  • 要件は、事前構築済みのインサイトの 1 つに適合するか。
  • レポート/ビジュアル化は誰が利用するのか。利用者は、すでにユーザーとして存在しているか。
  • データはどれぐらい新しい必要があるか。またはある時点のデータが必要か。
  • 何かを構築する必要があるか。または既存のビューまたはレポートで要件を満たせるか。
  • レポートを表示するために、ユーザーに期待されるアクションは何か。
  • その操作は予測可能か。またはそのアクションを自動化できるか。