Razor クラス ライブラリの概要

完了

Razor クラス ライブラリを使用すると、Blazor アプリケーション間でユーザー インターフェイス コンポーネントを共有および再利用できます。 このモジュールでは、Blazor アプリケーションのコンポーネントの作成と共有に焦点を当てます。

Diagram showing a Razor class library being used in the Blazor server instance and Blazor WebAssembly.

シナリオ例

あなたは、さまざまなクライアントのために Web アプリケーションを作成するコンサルティング会社で働いているとしましょう。 クライアントが使用できるモーダル ウィンドウ コンポーネントのような Web 機能のコレクションがあります。 時間を節約するために、これらの機能をアプリケーション間で再利用できるようにしたいと考えています。

Razor クラス ライブラリを使用すると、顧客向けに作成したアプリケーション全体でその機能を共有できます。

Screenshot of an example modal window component that can be shared across Blazor applications.

学習内容

このモジュールでは、Razor クラス ライブラリを作成して、次の目標を達成します。

  • 既定のテーマを持つモーダル ダイアログ ボックスを表示する
  • Blazor アプリケーションでモーダル ダイアログを使用およびカスタマイズする
  • 他のアプリケーションで使用するためにモーダル ウィンドウ ダイアログをパッケージ化する

主な目標

このモジュールを完了すると、他の Blazor アプリケーション間で共有およびカスタマイズできるモーダル ウィンドウ コンポーネントを設計できます。

前提条件

  • HTML、CSS、および JavaScript Web 開発に関する知識。
  • C# コードを記述する初心者向け機能。
  • .NET 8.0 SDK がインストールされていること。
  • 統合開発環境 (IDE)。 このモジュールでは Visual Studio Code を使用します。

Note

このモジュールでは、ローカル開発に .NET CLI (コマンド ライン インターフェイス) と Visual Studio Code を使用します。 このモジュールを完了すると、Visual Studio (Windows) または Visual Studio Code (Windows、Linux、macOS) を使用した継続的な開発を使用して、これらの概念を適用できるようになります。

このモジュールでは、.NET 8.0 SDK を使います。 適切なコマンド ターミナルで次のコマンドを実行して、.NET 8.0 がインストールされていることを確認します。

dotnet --list-sdks

次の例のような出力が表示されます。

6.0.317 [C:\Program Files\dotnet\sdk]
7.0.401 [C:\Program Files\dotnet\sdk]
8.0.100 [C:\Program Files\dotnet\sdk]

8 で始まるバージョンが一覧に表示されていることを確実にします。 何も表示されない場合、またはコマンドが見つからない場合は、最新の .NET 8.0 SDK をインストールしてください。