はじめに

完了

Azure Pipelines を使用すると、Bicep のデプロイを自動化できます。 Azure Pipelines には、Azure 環境に変更を反映するための柔軟かつ再利用可能なプロセスが用意されています。 パイプラインによって設定したプロセスが強制され、デプロイの品質と Azure 環境の品質が保証されます。 また、デプロイ パイプラインによって、Bicep ファイルで共同作業を行うすべてのユーザーが同じプロセスを使用することも保証されます。 このモジュールでは、Azure Pipelines でパイプラインを定義する方法と、そのパイプラインを使用して Bicep コードをデプロイする方法について説明します。

シナリオ例

あなたは、おもちゃの会社で、Web サイトをサポートするための Azure インフラストラクチャのデプロイと構成を担当しているとします。 Web サイトをデプロイするための Bicep ファイルを作成しました。 Web サイトを再構成する必要があるたび、その Bicep ファイルを更新し、それらを自分のコンピューターから再デプロイします。 Web サイト チームは定期的に変更を求めるので、デプロイ プロセスに時間がかかるようになりました。 あなたは、他のタスクやイニシアチブに集中できるように、そのプロセスを自動化する方法を見つけたいと考えています。

また、同僚が Bicep ファイルに変更を加え、自分でファイルを展開できるようにしたいが、同僚が使用するのと同じプロセスに従っていることを確認する必要があります。 あなたは、共有リポジトリで Bicep コードが更新されるたびに、自動的に実行されるデプロイ パイプラインを作成することにしました。 このパイプラインによって、Bicep ファイルが Azure にデプロイされます。

Bicep ファイルへの変更が Azure Repos にプッシュされた後、パイプラインによって Azure へのデプロイがトリガーされる様子を示した図。

学習内容

このモジュールでは、Azure Pipelines を使用して Bicep ファイルのデプロイを自動化する方法について説明します。 パイプラインを使用してコードをデプロイする利点について理解し、Bicep ファイルをデプロイする基本的なパイプラインを構築します。 また、Azure 環境にリソースをデプロイするためにパイプラインを承認する方法と、パイプラインを実行するタイミングを設定する方法についても学習します。

主な目標

このモジュールを完了すると、Azure Pipelines を使用して、基本的な Bicep ファイルを Azure リソース グループにデプロイするパイプラインを作成できるようになります。