モバイル最適化されたキャンバス アプリのパフォーマンスに関する考慮事項の特定
Power Apps にはパフォーマンスに関して簡単なフィードバックを提供するツールが組み込まれています。 このビデオではアプリ チェッカーという非常に便利なツールを紹介します。
アプリ チェッカーの機能のほかに、より高度な Power Apps モニターを使用してボトルネックを特定することもできますが、最も使いやすいのはアプリ チェッカーです。
Power Apps からアクセスするデータが少ないほど、アプリのパフォーマンスは高くなります。 また、データが通過するゲートの数が少ないほど、パフォーマンスは上がります。 アプリで使用する一般的なデータ ソースについてはすでに説明しましたが、 Dataverse ほどパフォーマンスの高いデータ ソースはありません。 Power Apps は Dataverse テーブルと同じ環境に置かれるため、データへのアクセスに API チェックが必要ないからです。
他のデータでは必ず、何らかのゲートでチェックを行う必要があります。 データがオンプレミス サーバーに存在する場合でも、Power Apps がローカル サーバーの外に置かれていれば、オンプレミス データ ゲートウェイを通過してデータをやり取りする必要があります。 クラウドベースの SQL もデータ ソースとして優れていますが、データへのアクセスにはやはり API 呼び出しが必要です。 SharePoint は、取り込む項目が少ない場合は優れていますが、API 呼び出しが必要であるため、リストの規模が大きくなるにつれてパフォーマンスが下がります。
アプリが取り込むデータの量を減らし、データ ソースごとにギャラリーやフォームを別々に用意することをお勧めします。
どのアプリでもパフォーマンスは重要ですが、とりわけモバイル アプリの場合に極めて重要となります。 アプリの規模が大きい場合は特に、パフォーマンスを十分に考慮してください。