バーコードの読み取りとグローバル検索

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現場で作業する担当者には、バーコードは重要なコンポーネントです。 バーコードは、現場作業者に製品番号やシリアル番号などの重要な詳細を提供するために役立ちます。

バーコードを読み取ることで、現場作業者は以下のことを行えます。

  • バーコードの値を使用してフィールドにデータを簡単に入力できます。

  • バーコードと一致するレコードをデータベースで簡単に検索できます。

携帯電話の予約リスト、検索、バーコードの読み取り、検索結果の各ページのスクリーンショット。

Dynamics 365 Field Service Mobile アプリケーションではバーコードの読み取り機能が提供されていますが、既定では設定されていません。

バーコードの読み取り機能の有効化は、次の 2 つのステップで行います。

  1. 関連性検索の有効化: 複数のテーブルの高速で包括的な検索結果が、1 つのリストで関連性の高い順に表示されます。

  2. フォームへのバーコード フィールドの追加: フォームでバーコードの読み取り機能を使用できるようにします。

バーコード スキャナーを使用して品目を読み取ってデータの入力や品目の識別に役立てるには、アプリケーションに読み取った値を検索する場所を指定する必要があります。 関連性検索機能を使用すると、複数のテーブルを検索して探している値を見つけることができます。 この機能を有効にすると、既定で読み取った値を取引先企業、取引先担当者、ユーザー、活動で検索するように設定されます。 フィールド サービスのシナリオに関連性の高い他のテーブルを含めるために、検索するテーブルをカスタマイズする必要がある場合があります。 たとえば、自社の製品カタログの特定の製品番号を検索したり、特定の顧客資産を識別したりする場合などです。 検索するテーブルをカスタマイズすることで、作業者はキーワードを使用して検索したり、バーコード、UPC、QR コードを読み取って検索したりすることが容易になります。

バーコード スキャナーで関連性検索機能を使用できるようにするには、まず次のことを行う必要があります。

  1. お使いの環境で関連性検索を有効にする。

  2. 新しい関連性検索環境を有効にする。

  3. 関連性検索のテーブルを定義する。

  4. 関連性検索の検索可能なフィールドを設定する。

重要

関連性検索は、Microsoft Dataverse と Microsoft Power Platform の機能です。 Dynamics 365 Field Service に固有のものではないため、このモジュールでは説明していません。 詳細については、関連性検索を構成して検索結果および検索パフォーマンスを向上させるを参照してください。

フォームへのバーコード スキャナーの追加

グローバル検索を有効にしたら、使用するテーブルにバーコード スキャナーを使用できる列があることを確認します。 たとえば、顧客資産テーブルにシリアル番号列を追加することで、顧客資産のシリアル番号を読み取って保存することができます。

詳細については、「Microsoft Dataverse の列を作成、編集する」を参照してください。

バーコード スキャナーで使用するフィールドを用意したら、それをモバイル アプリケーションのフォームに追加して、バーコード スキャナーの入力コントロールを使用するように設定します。 コントロールの目的は、フォームの項目の機能を向上させることです。 たとえば、スライダー コントロールを使用すると、モバイル アプリケーションを使用するユーザーが自分で値を入力するのではなく、スライダー コントロールを使用して数値を変更できます。

フォームに列を追加してバーコード読み取り機能のために設定するには、コントロールを追加するフォームを開く必要があります。 このタスクを行うには、アプリケーションの一覧に移動し、Dynamics 365 アプリの一覧で Field Service Mobile アプリを見つけて、アプリ デザイナーで開くを選択します。

アプリ デザイナーでは、アプリケーションの各テーブルに複数のフォームが関連付けられている場合があります。 フォームの編集に移動して、バーコードの読み取りを使用する正しいフォームを選択してください。

Field Service Mobile アプリの編集を示す Power Apps の [アプリ デザイナー] ページのスクリーンショット。

現時点では、バーコード スキャナー コントロールは、Power Apps のフォーム デザイナーでは使用できません。 バーコード スキャナーをフォームに追加するには、クラシックのフォーム エディターを使用する必要があります。 クラシックのフォーム エディターは、いくつかの追加のオプションを除いて、現在のデザイナーと同じ機能を提供します。 クラシックのフォーム エディターには、コマンド バーのクラシックに切り替えを選択してアクセスできます。

Microsoft Power Apps の顧客資産フォームのスクリーンショット。

クラシックのエディターでは、フォームにフィールドを追加し、それをダブルクリックしてフィールドのプロパティを開く必要があります。 フィールドのプロパティ画面には、特定のコントロールをフィールドに関連付けることができるコントロール タブがあります。 コントロールの追加を選択して、一覧からバーコード スキャナーを選択する必要があります。

Power Apps の [コントロールの追加] ダイアログ ボックスのスクリーンショット。

これらのコントロールの利点の 1 つは、ユーザーに提供するユーザー エクスペリエンスを選択できることです。 モバイル アプリケーションでスキャナーを使用できるようにするには、携帯電話とタブレットでコントロールを有効にして、変更を保存および公開する必要があります。

モバイル アプリケーションでの使用

コントロールを追加および公開したら、アプリケーションでの作業時に、指定したフォームでコントロールを使用できます。 バーコードを選択すると、カメラが開き、バーコードや QR コードを読み取ります。

携帯電話のバーコードを追加したフォームのスクリーンショット。