演習 - パイプラインを構築する
このユニットでは、Azure Cloud Shell を Linux 端末として使います。 Azure Cloud Shell は、Azure portal または Azure Cloud Shell サイトからアクセスできるシェルです。 お使いの PC やラップトップに何もインストールしなくても使用できます。
ここでは、コマンドを実行して、コマンドレットをパイプでまとめる強力なステートメントを作成します。 ヘルパー コマンドレットと書式設定コマンドレットを実行して、必要なデータをフィルター処理して、結果が確実に役立つようにします。
注
この演習は省略してもかまいません。 この演習を完了する場合は、開始する前に Azure サブスクリプションを作成する必要があります。 Azure アカウントを持っていない場合、または現時点で作成したくない場合は、指示を読んで、提示されている情報を理解することができます。
コンピューターで最も使用されているプロセスを検出する
コンピューターを管理するには、その上で実行されているプロセスと、それらによって消費されているメモリと CPU の量を検出することが、必要になる場合があります。 この情報により、コンピューターによってリソースがどのように費やされているかがわかります。 この情報を使用して、コンピューターに新しいプロセスを追加するか、コンピューターをそのままにするか、あるいはリソース消費の多いプロセスを終了してリソースを解放するかを決定できます。 コンピューター上で実行されているプロセスについての情報が多いほど、よい結果が得られます。
ターミナル ウィンドウに「
pwsh」と入力して、PowerShell セッションを開始します。pwshまず最初に、
Get-Processコマンドを実行し、それをコマンドレットWhere-Object、Sort-Object、Select-Objectにパイプします。Get-Process | Where-Object CPU -gt 2 | Sort-Object CPU -Descending | Select-Object -First 3
表示される正確な出力は、お使いのコンピューターによって異なります。 ただし、CPU 値が 2 を超える (-First 3) 最初の 3 つの (-gt 2) プロセスが -Descending の順番で並べ替えられた結果が表示されるはずです。 出力は次の例のようになります。
NPM(K) PM(M) WS(M) CPU(s) Id SI ProcessName
------ ----- ----- ------ -- -- -----------
0 0.00 100.00 120,000.00 4000 1 some-process-name
0 0.00 100.00 30,000.66 400 1 some-other-process-name
0 0.00 100.00 27,000.00 500 1 a-process