Web ブラウザー版 Visual Studio Code でコードを操作する

完了

Web ブラウザー版 Visual Studio Code の基本を理解したところで、スタートアップ企業の開発者がこれらの機能を利用する方法を見てみましょう。 スタートアップ企業では物事が素早く推移するため、どこにいてもコードを閲覧し、軽微な変更ができる必要があります。 Web ブラウザー版 Visual Studio Code を使用して、Web ブラウザーと互換性のある任意のデバイスからこれらのタスクを実行できます。

リポジトリの参照

素早く参照したり、軽微な変更を加えたいとき、ソース コードのリポジトリがローカルにクローンされるのを待つのは避けたいでしょう。 Web ブラウザー版 Visual Studio Code を使用すると、ローカル コンピューターにコードをプルしなくても、エディター内からリポジトリをリモートで参照および編集できます。 この機能は、GitHub リポジトリおよび Azure リポジトリ拡張機能と統合される リモート リポジトリ拡張機能を通じて可能になります。 リモート リポジトリ拡張機能はデスクトップ版 Visual Studio Code にインストールでき、Web ブラウザー版 Visual Studio Code では既定で有効になっています。

VS Code のリモート リポジトリ拡張機能のスクリーンショット。

仮想ファイル システム

ローカル コンピューターにリポジトリのファイルがない場合、ファイルの内容を表示して編集できるように、リモート リポジトリ拡張機能によりメモリ内に仮想ファイル システムが作成されます。 このメモリ内の仮想ファイル システムは、仮想ワークスペースと呼ばれ、ここでは GitHub などの別の場所からコンテンツが取得されると同時に、ローカル ファイルの存在がシミュレートされます。

リモート リポジトリを使用したソース管理

統合されたソース管理エクスペリエンスの存在は Visual Studio Code の中核をなすコンポーネントであり、同じコンセプトが Web ブラウザー版 Visual Studio Code のエクスペリエンスでも使用できます。 リモート リポジトリでは、リポジトリまたはブランチを開くたびに、GitHub から最新のソースを入手できます。 ローカル リポジトリの場合と同様に、更新するためにプルする必要はありません。 同様に、pull request を開き、最新の変更の確認や、コメントの確認および書き込みができます。 また、ソース管理ビューから直接、変更を反映した新しい pull request を作成することもできます。

コードはローカルに保存されていませんが、編集内容は保存されています。 GitHub または他のマシンで変更にアクセスする場合は、変更をコミットするか、[クラウドの変更] を有効にする必要があります。 作業は、コミットするまで Web ブラウザーのローカル ストレージに保存されます。 変更をコミットすると、変更はリモート リポジトリに直接プッシュされます。 クラウドの変更については、このモジュールの後半で説明します。

この次のセクションでは、リモート リポジトリを開き、いくつかの小さな編集を行い、ブラウザー内から pull request を作成および確認する方法について説明します。