パーソナル化
Microsoft Power Apps では、メール アドレス、表示名、プロフィール写真など、各ユーザーの ID 情報に基づいたパーソナル化がサポートされています。 User 関数を使用すると、ユーザーの Microsoft アカウントからこのデータにアクセスできます。
User 関数は、次のプロパティを持つレコードを返します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
User().Email | 現在のユーザーのメール アドレス |
User().FullName | 現在のユーザーのフル ネーム |
User().Image | 現在のユーザーの画像 |
次の例では Contoso Coffee Machines アプリを使用していますが、編集可能な任意のアプリでこれらの手順に従うことができます。
User 関数を使用したパーソナル化の追加
Home Screen に画像コントロールを挿入します。
画像をヘッダーの四角形の右上隅に、右端に揃えて配置します。 ヘッダーに合わせてサイズを変更します。
画像プロパティの数式バーに、次のように入力します。
User().Image
注
組織に自分の画像がある場合は、自分の画像が表示され、ない場合はシルエットのプレースホルダーが表示されます。
テキスト ラベル コントロールを挿入し、Text プロパティに次のように入力します。
User().FullName
テキスト ラベル コントロールを画像コントロールの左側に配置します。
別のテキスト ラベル コントロールを挿入し、Home Screen の左下隅に配置します。
Text プロパティで、次のように入力します。
User().Email
ラベル コントロールのコマンド バー サイズ入力フィールドを使用して、サイズとして
8
と入力します。
完成すると、Home Screen は次の例のようになります。
この例には、サインイン ユーザー用にパーソナル化された情報が表示されます。 この情報はアプリ内の他の場所で再利用できます。たとえば、User 関数によって取得されたメール アドレスを使用して、現在のユーザーにメッセージを送信できます。
次のユニットでは、アプリを設計するときに使用できるさまざまなフォーム ファクターと、特定のモバイル プラットフォームでアプリをプレビューする方法について説明します。