Windows PowerShell スクリプトで Get-Content コマンドを使用する
Get-Content を使用して、スクリプトで使用するデータをテキスト ファイルから取得できます。 テキスト ファイルから取得した情報は配列に格納されており、テキスト ファイル内の各行が配列内の項目になります。
Get-Content の一般的な構文は次のとおりです。
$computers = Get-Content C:\Scripts\computers.txt
上記の例では、computers.txt ファイルからコンピューター名の一覧を取得します。
$computers 変数は、各コンピューター名を格納し、処理することができます。 たとえば、ForEach コンストラクトを使用して、一覧にある各コンピューターで何らかの処理を行うことができます。 時間の経過とともにコンピューターの一覧が変更されると、スクリプトによって computers.txt ファイルからそれらが自動的に取得されます。
Get-Content のパスでワイルドカードを使用して、一度に複数のファイルからデータを取得できます。 パスにワイルドカードを使用する場合は、-Include と -Exclude のパラメーターを使用して、選択するファイルを変更できます。 -Include を使用すると、指定したパターンのみが含まれます。 -Exclude を使用すると、指定したパターンを除くすべてのファイルが含まれます。 ワイルドカードの使用は、ログ ファイル内のエラーなど、特定のコンテンツのすべてのテキスト ファイルをスキャンする場合に便利です。
-Include を使用する場合の構文は次のとおりです。
Get-Content -Path "C:\Scripts\*" -Include "*.txt","*.log"
-TotalCount と -Tail のパラメーターを使用して、Get-Content で取得するデータの量を制限できます。 -TotalCount パラメーターは、ファイルの先頭から取得する行数を指定します。 -Tail パラメーターは、ファイルの末尾から取得する行数を指定します。 次に例を示します。
Get-Content C:\Scripts\computers.txt -TotalCount 10