Windows PowerShell スクリプトで Import-Csv コマンドレットを使用する

完了

多くのアプリケーションでは、CSV ファイルにデータをエクスポートできます。 この機能により、 Import-Csv コマンドレットは、それらのアプリケーションからエクスポートされたデータをインポートできるため便利です。 CSV ファイルがインポートされると、ファイル内の各行は、最初の行を除き、配列内の項目になります。 CSV ファイルの最初の行は、配列内の各項目のプロパティに名前を付けるために使用するヘッダー行です。

Import-Csv コマンドレットでは、次の構文を使用します。

$users = Import-Csv C:\Scripts\Users.csv

Users.csvのデータの例:

First,Last,UserID,Department
Amelie,Garner,AGarner,Sales
Evan,Norman,ENorman,Sales
Siu,Robben,SRobben,Sales

前の例を実行すると、 Users.csv のデータが $users 配列に配置されます。 配列には 3 つの項目があります。 配列内の各項目には、ヘッダー行に名前が付けられた 4 つのプロパティがあります。 各プロパティは名前で参照できます。 次に例を示します。

$users[2].UserID

一部のプログラムでは、コンマ以外の区切り記号を使用してデータをエクスポートします。 データで代替区切り記号を使用する場合は、 -Delimiter パラメーターを使用して、どの文字を指定できます。

データ ファイルにヘッダー行が含まれていない場合は、 -Header パラメーターを使用して列の名前を指定できます。 コマンドでプロパティ名の一覧を指定したり、プロパティ名が含まれている配列を指定したりすることができます。 Header パラメーターを使用すると、ファイル内のすべての行がインポートされた配列内の項目になります。