スクリプト アクション

完了

デスクトップ用 Power Automate には、ほとんどの自動化シナリオをカバーする 6 つのスクリプト アクションが用意されています。 これらのアクションにより、コードの短いブロックを使用して、複雑な Microsoft Windows と Web 操作を実行できます。

VBScript の実行

VBScript の実行アクションを使用すると、フローで VBScript スクリプトを実行できます。 この種のスクリプトは、Windows プラットフォーム上の管理タスクのテストおよび自動化ツールとして広く使用されています。

たとえば、コンピュータ ハードウェアを管理および監視するための、またはイベントログを処理するために、VBScript でスクリプトを開発できます。

このアクションでは、コードの VBScript ブロックを入力として受け入れ、実装の結果を VBScriptOutput 変数に格納します。 また、このアクションにより、潜在的なエラーを格納する ScriptError 変数が作成されます。

VBScript の実行アクションのスクリーンショット。

JavaScript の実行

JavaScript は主に Web 開発言語ですが、JavaScript の実行アクションを使用すると、汎用的なものとして使用できるようになります。 複雑な算術式や日付変換など、計算と変換を実行するための JavaScript スクリプトを開発できます。

このアクションでは、コードの JavaScript ブロックを入力として受け入れ、実装の結果を JavascriptOutput 変数に格納します。 また、このアクションにより、潜在的なエラーを格納する ScriptError 変数が作成されます。

JavaScript の実行アクションのスクリーンショット。

Web ページで JavaScript の関数を実行

JavaScript を使用して Web 要素を処理および変更する場合は、Web ページで JavaScript の関数を実行アクションを展開できます。 このアクションは、JavaScriptの実行アクションと同様に機能しますが、読み込まれた Web ページのコードを実行します。 JavaScript を使用すると、テキスト ボックスや画像などの Web ページ上の実際上あらゆる要素を処理できます。

入力パラメーターの主な違いは、Web ページで JavaScript の関数を実行がまた必要なブラウザー インスタンスである点です。 結果は結果変数に格納されますが、アクションは潜在的なエラーに対して別の変数を提供しません。

JavaScript 関数フィールドには、定義済みの JavaScript の関数の構造が自動的に作成されます。

「Web ページで JavaScript の関数を実行」アクションのスクリーンショット。

PowerShell スクリプトの実行

PowerShell を使用すると、Windows ファイル システム、レジストリ、およびその他のシステム関連の側面を処理するコマンドを実行できます。 正確には、Windows PowerShell コンソールで提供されるすべてのコマンドが含まれます。

他のスクリプト アクションと同様に、PowerShell スクリプトの実行アクションは、コードの PowerShell ブロックを入力として受け取り、その結果を PowershellOutput 変数に格納します。

また、このアクションにより、潜在的なエラーを格納する ScriptError 変数が作成されます。

PowerShell スクリプト アクションの実行のスクリーンショット。

Python スクリプトの実行

デスクトップ用 Power Automate では、最後にサポートされたスクリプト言語は Python です。 Python は汎用プログラミング言語であると見なされていますが、算術演算および行列計算に有利です。

Python スクリプトの実行アクションでは、コードの Python ブロックを入力として受け入れ、実装の結果を PythonScriptOutput 変数に格納します。

また、このアクションにより、潜在的なエラーを格納する ScriptError 変数が作成されます。

Python スクリプトの実行アクションのスクリーンショット。

DOS コマンドの実行

DOS コマンドを実行するには、DOS コマンドの実行アクションを使用します。 このアクションにより、DOS コマンドまたはコンソール アプリケーションを非表示モードで実行できます。 このアクションは、コマンドまたはアプリケーションが完了するまで待機して、その出力をテキスト変数に取得します。 DOS コマンドまたはアプリケーション フィールドへの入力は必須ですが、作業フォルダー フィールドは任意です。 出力、エラー出力、終了コードは、個別の変数に格納されます。