はじめに
Visual Studio Code (VS Code) リモート拡張機能を使用すると、VS Code から離れることなく、リモート マシンに接続してその上で開発を行うことができます。 これらのリモート環境では、複数のプロジェクトに関する作業を行うことができます。 接続が必要なリモート環境が複数存在する場合も考えられます。
自分が必要とする設定と拡張機能のみを使用して生産性を高め、集中できるように、任意のプロジェクトや環境に合わせて VS Code をカスタマイズする方法を知っておくことが重要です。
シナリオ: 代理店で働く
あなたは、大規模なクライアント向けの Web 開発プロジェクトを手掛けている代理店で働いていると想像してください。 この代理店の開発者であるあなたは、いくつかの言語とフレームワークで作業を行っています。 この代理店は開発環境として Docker コンテナーを標準化しています。 これらの Docker 環境によって、開発者は担当するすべてのプロジェクトで自分のマシンを構成する必要がなくなり、簡単にプロジェクトに出入りすることができます。
この代理店には、すべての作業を自社の仮想マシン (VM) 上で実行したいと考える顧客がいます。 顧客は、これらの VM 上に代理店用の特別な環境を設定します。 この環境は、顧客の運用環境を模倣したものです。 顧客は、セキュリティに関する懸念を持っており、すべてのコードがこれらの VM 上に留まるようにしたいと考えています。
この代理店の開発者であるあなたは、Docker コンテナー内とリモート VM 上の両方でプロジェクトに貢献しなければならない場合が多くあります。 あなたは、複数のマシン上で VS Code を使用します。 それが便利な場合、あなたはブラウザーからも VS Code を使用します。 あなたは、VS Code を使用するインスタンスや環境間での切り替えを簡単にするために、VS Code 設定を中央の場所で管理する方法を探しています。
学習内容
このモジュールでは、次のことを行います。
- VS Code で設定の同期を有効にして構成する。
- カスタマイズされたバージョンの VS Code をローカルと Web 上の両方で読み込む。
- さまざまなプロジェクトやリモート環境に合わせて調整されたプロファイルを作成する。
- 複数のリモート開発環境を組み合わせて、カスタマイズされた開発エクスペリエンスを実現する。
主な目標
このモジュールを完了すると、複数のプロジェクトと環境に合わせてカスタマイズされた VS Code 構成を設定して同期するための知識が得られます。