環境変数を使用してフローの移植性を高める
フロー デザインには、実行するアクションを決定するロジックが含まれています。 さらに、設計ロジックには、このフローが実行される環境を参照する構成データへの参照が含まれることがあります。
環境変数を使用すると、この構成データをフローの外部に配置できます。 その結果、フローを変更することなくさまざまな環境に展開でき、既存の ALM ガイドラインに準拠できます。
環境変数の定義
新しい環境変数を作成するには、次の手順に従います。
この変数を追加するターゲット ソリューションで、新規 > その他 > 環境変数 を選択します。
表示名を指定し、組織に適用されている命名規則に基づいて生成された名前を編集します。
説明 フィールドに変数の目的を記述します。
適切なデータ型を選択します。
- 小数 - 数値
- JSON - 構造化された情報
- テキスト - 構造化されていない情報
- はい/いいえ - ブール値
- データ ソース - SharePoint、Microsoft SQL Server、Dataverse、または SAP ERP
- シークレット - Microsoft Azure Key Vault シークレット
該当する場合、現在の値が定義されていない場合に使用する既定値を定義します。
現在の値は、設計時または後で設定できます。
クラウド フローに環境変数を含める
カスタム値の動的コンテンツ オプションのパラメーター セクションで環境変数を選択することにより、クラウド フロー トリガーおよびアクションで環境変数を参照できます。
他の環境での環境変数の更新
手動で環境変数を作成する場合でも、Microsoft Power Platform パイプラインを使用した自動プロセスを使用する場合でも、ソリューションのインポート時に環境変数に既定値または現在の値が設定されていない場合、システムによって値の入力が求められます。 さらに、ソリューション内環境変数の現在の値を更新できます。
次の手順
ここでは、環境変数を使用してクラウド フローの移植性を高める方法を学習しました。 次に、フローのバージョンを管理する方法について学習します。