キャンバス アプリのユーザー向け Copilot
作成者は、Microsoft Power Apps のユーザーが利用できるユーザー向け AI エージェントを構成できます。 ユーザー向けのエージェントを使用すると、ユーザーは、作成者向けのエージェントと同じ自然言語トーンを使用して、アプリのデータに関して質問することができます。
キャンバス アプリ
キャンバス アプリを編集するときに、アプリの任意の画面に Copilot コントロールを追加できます。
このコントロールは、AI を活用したエージェント エクスペリエンスを提供します。 アプリ ユーザーは自然言語で会話することにより、データに関するインサイトを得ることができます。 作成者は、このコントロールを任意のキャンバス アプリに追加し、質問に回答できるデータを選択できます。 このエージェントは、テーブルの内容、フィールド値、アプリの Dataverse スキーマ内で定義された関係など、アプリの基礎となるデータに関する質問に答えるよう設計されています。 たとえば、アプリがケーキ作りに関するものでない限り、「ケーキを焼くにはどうすればよいですか?」とエージェントに質問することはできません。
キャンバス アプリにユーザー向けエージェントを追加するには、次の大まかな手順に従います。
- 環境で Copilot を有効にします。
- Copilot コンポーネントを有効にします。
- Copilot コントロールをキャンバス アプリに追加します。
- エージェント用のデータを選択します。
詳細については、Copilot コントロールをキャンバス アプリに追加するを参照してください。
キャンバス アプリの Copilot コントロールに関する考慮事項
ユーザー向けのエージェント用にキャンバス アプリを設定するには、次の環境要因を考慮する必要があります。
- この機能を使用するには、環境が米国地域にある必要があります。 この領域は、この機能のプレビュー期間を通して進化することが予想されます。
- Microsoft Power Apps でエージェントを使用する前提条件として、生成 AI 機能のために地域間でのデータ移動を許可する必要があります。 組織と環境の地域が異なる場合、この手順は重要です。 この構成設定は管理者レベルです。
- この機能は Microsoft Azure OpenAI Service によって動作します。
- この機能は、使用制限や機能調整の対象となる場合があります。
- Copilot コントロールはサポートされていません。また、カスタマー マネージド キーが適用される環境や、ロックボックスが有効になっている環境では動作しません。