この記事では、ASP.NET アプリケーションのデバッグ モードについて説明します。
元の製品バージョン: ASP.NET
元の KB 番号: 2580348
まとめ
ASP.NET では、開発者のトラブルシューティングを容易にする特別なデバッグ モードでのアプリケーションのコンパイルがサポートされています。 デバッグ モードでは、デバッガーがアプリケーションの実行を厳密に監視および制御できる追加情報を使用して、ASP.NET がアプリケーションをコンパイルします。 デバッグ モードでコンパイルされたアプリケーションは、想定どおりに実行されます。 ただし、アプリケーションのパフォーマンスは影響を受ける。 デバッグ モードが有効になっている場合:
- 追加のデバッグ パスが有効になっているため、コードの実行速度が低下します。
- シンボル (.pdb) ファイルなどの追加のデバッグ情報が生成されるため、コンパイルに時間がかかります。
- 実行タイムアウトは 30,000,000 秒に延長されます。
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WebResource.axd
およびScriptResource.axd
ハンドラーからダウンロードされたスクリプトとイメージはキャッシュされません。 - コードの最適化が無効になっています。
運用環境では常にデバッグ モードを無効にすることをお勧めします。
詳細
デバッグ モードは、web.config ファイルで、compilation
セクションのdebug
属性を true に設定することで有効になります。
<system.web>
<compilation debug="true">
</compilation>
</system.web>
この設定は、アプリケーションの web.config ファイルで定義されていない場合は、親アプリケーションの web.config または web.config ファイル the.NET Framework の config フォルダーから継承できることに注意してください。
Note
deployment
要素のretail
属性を true に設定するとすべてのアプリケーションでデバッグが無効になります。 ただし、 retail
属性を true に設定した場合でも、 debug
属性が true に設定されている場合、実行タイムアウトは 30,000,000 秒になります。