この記事では、WINDOWS 10、8.1、または 8 で PST ファイルのインデックスが作成されるときに、Windows.edb が予想よりも大きくなる問題の回避策について説明します。
適用対象: Windows 10 - すべてのエディション
元の KB 番号: 2952967
現象
コントロール パネル>インデックス オプションから PST ファイルのインデックスを作成すると、Windows.edb ファイル (%ProgramData%\Microsoft\Search\Data\Applications\Windows
の下にある) のサイズは、PST ファイルのサイズに比例して大きくなります。 この問題により、ディスク領域が不足し、その他のパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。 この問題は、Windows 7 では発生しません。
原因
Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 では Windows 7 よりも Windows.edb が大きくなる理由は 2 つあります。
プロパティと永続インデックスの両方が、Windows 8 以降の Windows.edb に格納されます。 Windows 7 では、プロパティのみが Windows.edb-p 永続インデックスに格納され、*.ci ファイルに個別に格納されます。
Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 では、サイズに関係なく、ファイルの内容全体にインデックスが付けられます。 Windows 7 では、大きなドキュメントの最初の部分のみがインデックス化されます。
これらの動作は、Windows 8、Windows 8.1、または Windows 10 では構成できません。 この動作により、検索の再現率が向上し、インデックス作成とクエリの一般的なパフォーマンスが向上します。
回避策
この問題を回避するには、次の手順に従ってください。
少ないコンテンツのインデックスを作成します。 コンテンツが多い場合、Windows.edb は非常に大きくなると予想できます。 この場合、ディスク使用量を減らす唯一のオプションは、ローカルで少ないコンテンツのインデックスを作成することです (Outlook キャッシュのローカルでのメールのキャッシュ数を減らすか、Indexing Options>Modify のスコープを変更してから、インデックスを Advanced>Rebuild から再構築します)。
次のコマンドを実行して、コマンド プロンプトから .edb ファイルのオフライン デフラグを実行します。
Sc config wsearch start=disabled Net stop wsearch EsentUtl.exe /d %AllUsersProfile%\Microsoft\Search\Data\Applications\Windows\Windows.edb Sc config wsearch start=delayed-auto Net start wsearch