この記事では、Windows Server 2003 で簡易ネットワーク管理プロトコル (SNMP) サービスを構成する方法について説明します。 この記事では、SNMP エージェントのプロパティ、SNMP トラップ、および SNMP セキュリティを構成する方法について説明します。
適用対象: Windows Server 2003
元の KB 番号: 324263
まとめ
SNMP サービスは、エージェント用に構成されている場合、特定のイベントが発生した場合にトラップ宛先に送信されるトラップ メッセージを生成します。 たとえば、SNMP サービスが、適切なコミュニティ名を含まず、サービスの受け入れられたホスト名と一致しない情報の要求を受信したときにトラップを送信するように構成できます。
SNMP エージェント情報の構成
[スタート] をクリックし、コントロール パネルをポイントし、[管理者ツール] をポイントして、[Computer Management をクリックします。
コンソール ツリーで、 Services と Applications を展開し、 Services をクリックします。
右側のウィンドウで、 SNMP サービスをダブルクリックします。
Agent タブをクリックします。
[ Contact ] ボックスにコンピューターのユーザーまたは管理者の名前を入力し、[ Location ] ボックスにコンピューターまたは連絡先の物理的な場所を入力します。
これらのコメントはテキストとして扱われ、省略可能です。
Service で、コンピューターによって提供されるサービスの横にあるチェック ボックスをオンにします。 サービス オプションは次のとおりです。
- 物理: コンピューターがハード ディスク パーティションなどの物理デバイスを管理するかどうかを指定します。
- アプリケーション: コンピューターが TCP/IP を使用してデータを送信するプログラムを使用するかどうかを指定します。
- データリンクとサブネットワーク: このコンピューターが TCP/IP サブネットワークまたはデータリンク (ブリッジなど) を管理するかどうかを指定します。
- インターネット: このコンピューターが IP ゲートウェイ (ルーター) として機能するかどうかを指定します。
- エンド ツー エンド: このコンピューターが IP ホストとして機能するかどうかを指定します。
[OK] をクリックします。
Note
スイッチやルーターなど、追加の TCP/IP ネットワーク デバイスをインストールしている場合は、「コメントの要求 (RFC) 1213」を参照してください。 RFC 1213 を表示するには、 Internet Engineering Task Force (IETF) Web サイトを参照してください。
Microsoft からは、テクニカル サポートを検索するのに役立つサード パーティの連絡先情報が提供されています。 この連絡先情報は、予告なしに変更される可能性があります。 Microsoft は、このサード パーティの連絡先情報が正確であることを保証しません。
SNMP コミュニティとトラップを構成する
[スタート] をクリックし、コントロール パネルをポイントし、[管理者ツール] をポイントして、[Computer Management をクリックします。
コンソール ツリーで、 Services と Applications を展開し、 Services をクリックします。
右側のウィンドウで、 SNMP サービスをダブルクリックします。
[ Traps タブをクリックします。
[ Community 名 ボックスに、このコンピューターがトラップ メッセージを送信する際に大文字と小文字を区別するコミュニティ名を入力し、[リストに追加 ] をクリック。
[宛先[追加]をクリック。
ホスト名、IP または IPX アドレスボックスに、ホストの名前、IP、または IPX アドレスを入力し、追加] をクリック。
ホスト名またはアドレスは、 Trap の宛先 一覧に表示されます。
手順 5 から 7 を繰り返して、コミュニティを追加し、目的の宛先をトラップします。
[OK] をクリックします。
コミュニティの SNMP セキュリティを構成する
- [スタート] をクリックし、コントロール パネルをポイントし、[管理者ツール] をポイントして、[Computer Management をクリックします。
- コンソール ツリーで、 Services と Applications を展開し、 Services をクリックします。
- 右側のウィンドウで、 SNMP サービスをダブルクリックします。
- [セキュリティ] タブをクリックします。
- 認証が失敗するたびにトラップ メッセージを送信する場合は、 認証トラップの送信 チェック ボックス (まだ選択されていない場合) をクリックして選択します。
- [ 受け入れられたコミュニティ名で、[追加 ] をクリック。
- 選択したコミュニティからの SNMP 要求をホストが処理する方法を指定するには、[ Community Rights ボックスで目的のアクセス許可レベルをクリックします。
- [ Community 名 ボックスに、必要な大文字と小文字を区別するコミュニティ名を入力し、[追加 ] をクリック。
- ホストからの SNMP パケットを受け入れるかどうかを指定します。 これを行うには、次のいずれかの操作を行います。
- ID に関係なく、ネットワーク上の任意のホストからの SNMP 要求を受け入れるには、任意のホストから SNMP パケットを受け入れる をクリック。
- SNMP パケットの受け入れを制限するには、これらのホストから SNMP パケットを受け入れるをクリックし追加をクリックし、ホスト名、IP または IPX アドレスボックスに適切なホスト名、IP、または IPX アドレスを入力します。
- 追加をクリックします。
- [OK] をクリックします。
重要
既定の名前 Public を含むすべてのコミュニティ名を削除した場合、SNMP は表示されるコミュニティ名には応答しません。