ファーストパーティの .NET アナライザーを有効またはインストールする

.NET のコンパイラ プラットフォーム (Roslyn) アナライザーでは、お使いの C# または Visual Basic コードについて、コード品質やコード スタイルに関する問題を検査できます。 ファーストパーティの .NET アナライザーは、ターゲットプラットフォームに依存しません。 つまり、プロジェクトで特定の .NET プラットフォームをターゲットにする必要はありません。 アナライザーは、net5.0 のほか、以前のバージョンの .NET (netcoreappnetstandardnet472 など) をターゲットとするプロジェクトで機能します。

ファーストパーティの .NET アナライザーは、次のいずれかの方法で有効にしたり、インストールしたりすることができます。

  • .NET SDK から有効にする: Visual Studio 2019 16.8 および .NET 5.0 以降では、これらのアナライザーが、Visual Studio に含まれている .NET SDK に含まれています。 分析は、.NET 5.0 以降をターゲットとするプロジェクトで既定で有効になっています。 MSBUILD の EnableNETAnalyzers プロパティを true に設定すると、以前の .NET バージョンを対象とするプロジェクトでコード分析を有効にできます。 EnableNETAnalyzersfalse に設定すると、自分のプロジェクトでコード分析を無効にすることもできます。

  • NuGet パッケージとしてインストールする: .NET 5 以降の SDK に移行しない場合、または NuGet パッケージベースのモデルを使用する場合は、Visual Studio 2019 の Microsoft.CodeAnalysis.NetAnalyzersNuGet パッケージでアナライザーを入手することもできます。 オンデマンドのバージョン更新には、パッケージベースのモデルを使用することをお勧めします。 Visual Studio 2017 を使用している場合は、代わりに最新の 2.9.x バージョンの Microsoft.CodeAnalysis.FxCopAnalyzersNuGet パッケージをインストールしてください。

Note

可能な場合は、Microsoft.CodeAnalysis.NetAnalyzersNuGet パッケージをインストールするのではなく、.NET SDK からアナライザーを有効にすることをお勧めします。 .NET SDK からアナライザーを有効にした場合は、SDK を更新するとすぐに、アナライザーのバグ修正と新しいアナライザーが自動的に取得されるようになります。 NuGet モデルでは、最新のバグ修正が必要になるたびに NuGet パッケージを更新する必要があります。 NuGet パッケージはより頻繁に更新されます。

.NET アナライザーへの移行

レガシ FxCop アナライザーまたは FxCop アナライザーを使用していて、.NET アナライザーを使用する場合は、次の記事の手順に従います。