この記事では、MSB3073エラー コードについて説明します。
メッセージ テキスト
MSB3073: The command 'value' exited with code 'value'.
説明
この診断コードは、実行可能ファイルがエラー コードで終了したとき、または予期された形式でエラーが生成されたときに生成されます。 具体的には、MSBuild Exec タスク で、実行しようとしている実行可能ファイルでエラー条件が発生しました。
戻りコードの意味は、実行されていた実行可能ファイルに固有です。 ゼロ以外の終了コードの解釈については、ツールのドキュメントを参照してください。 このエラーが発生し、終了コードが 0 の場合は、 Exec
タスクがツールの出力に一致する文字列に設定された CustomErrorRegularExpression
で呼び出されたため、出力にエラーとして解釈されたテキストが含まれていたためです。
解決策
コマンドの出力を調べて、障害の根本原因を特定します。 ビルドでログ記録が有効になっている場合、出力がビルド ログに書き込まれる可能性があります。
エラーを診断するには、最初に診断ログを有効にし (-verbosity:diag
コマンド ライン スイッチを使用して)、完全な診断出力で MSBuild ログ ファイルを確認します。 大規模なプロジェクトで出力ログを大きくするには、バイナリ ログ (コマンド ライン スイッチ-bl
) と MSBuild 構造化ログ ビューアー を使用して、出力をより簡単に表示することを検討してください。
MSBuildDebugEngine
環境変数を 1 に設定して、使用可能なすべてのログを取得することもできます。 「.NET Framework 用の MSBuild のビルド」の「ログ」を参照してください。
エラーを分離して再現すると便利な場合があります。 MSBuild がビルドで使用したのと同じ入力とコマンド ライン引数を使用して、ツールを個別に実行してみてください。 シンボルが使用可能で、ツールのデバッグ ビルドがある場合は、デバッガーをツールにアタッチし、ツール自体をデバッグして問題の内容を確認できます。
対象
MSBuild のすべてのバージョン