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診断コードMSB8036

この記事では、MSB8036エラー コードについて説明します。

メッセージ テキスト

MSB8036: The Windows SDK *version* was not found.

説明

このエラーは、Visual Studio または MSBuild で、プロジェクトによって要求された Windows SDK が予期された場所で見つからない場合に発生します。

解決策

次のセクションでは、構成に基づいてMSB8036エラーを解決するためのオプションについて説明します。

Visual Studio でプロジェクトの Windows SDK バージョンを指定する

Visual Studio でプロジェクトをビルドする場合は、プロジェクトのターゲットが正しいバージョンの Windows SDK であることを確認します。

  1. ソリューション エクスプローラーで、プロジェクト ノードを右クリックし、[プロパティ] (Alt+Enter) を選択します。

  2. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログで 、[ 構成プロパティ>General プロパティ ページを選択します。

  3. Windows SDK バージョン プロパティの値を確認します。

    値のドロップダウン リストには、Visual Studio によって検出された特定のバージョンが表示されます。 値 10.0 (インストールされている最新バージョン) は、複数のバージョンがインストール されている場合は常に最新の SDK バージョンを使用するように Visual Studio に指示します。

  4. ドロップダウン リストを使用して、プロジェクトに必要な SDK バージョンを選択します。

  5. [OK] を選択して変更を保存します。

Visual Studio なしで MSBuild を直接使用する

Visual Studio なしで MSBuild を直接使用する場合は、 WindowsTargetPlatformVersion プロパティが設定されている可能性がある場所を確認します。 多くの場合、このプロパティはプロジェクト ファイルで設定されますが、インポートされたファイルや Directory.build.props などのグローバル設定ファイルでも定義できます。 .props ファイルは、ドライブのルートまで、プロジェクトの親パスの任意の場所に配置できます。 次の XML は、新しく作成されたプロジェクト ファイルの既定の設定を示しています。

<WindowsTargetPlatformVersion>10.0</WindowsTargetPlatformVersion>

また、MSBuild を呼び出すビルド スクリプトまたは CI ジョブを確認します。 コマンド ラインで、このプロパティの無効な値が渡されていないことを確認します。

Windows SDK をインストールまたは再インストールする

上記のオプションで問題が解決しない場合は、プロジェクトに必要な Windows SDK バージョンをインストールまたは再インストールします。

Visual Studio インストーラーで特定のバージョンの Windows SDK をインストールするには、[ 個々のコンポーネント] でバージョンを選択します。 Windows デベロッパー センターから Windows SDK をダウンロードすることもできます。

詳細については、「 Windows デスクトップ アプリケーションで Windows 10 SDK を使用する」を参照してください。

対象

MSBuild のすべてのバージョン