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2019Logo Visual Studio 2019 バージョン 16.1 リリース ノート



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Note

これは Visual Studio の最新バージョンではありません。 最新のリリースをダウンロードするには、Visual Studio のサイトにアクセスしてください。



Visual Studio 2019 バージョン 16.1 の新機能

サポート期間

このバージョンはサポート対象外になりました。 Visual Studio のサポートの詳細については、Visual Studio 2019 のサポート ポリシーに関するページを参照してください。

最新バージョンのリリース ノートを参照するか、Visual Studio サイトにアクセスして、サポートされている最新バージョンの Visual Studio 2019 をダウンロードしてください。

Visual Studio 2019 バージョン 16.1 のリリース

Visual Studio 2019 ブログ

Visual Studio 2019 ブログは、Visual Studio エンジニアリング チームからの製品の分析情報の公式な情報源です。 Visual Studio 2019 リリースの詳細については、次の投稿を参照してください。


Release Notes Icon Visual Studio 2019 バージョン 16.1.6

リリース日: 2019 年 7 月 9 日

セキュリティ アドバイザリ メモ

CVE-2019-1077 Visual Studio 拡張機能の自動更新プログラムの脆弱性

Visual Studio 拡張機能の自動更新プロセスで特定のファイル操作が適切に処理されなかった場合、特権の昇格の脆弱性が存在します。 この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、任意の場所にあるファイルを削除できます。 この脆弱性を悪用するには、攻撃者が脆弱性のあるシステムに特権なしでアクセスできる必要があります。 セキュリティ更新プログラムでは、Visual Studio 拡張機能の自動更新でファイル操作が実行される場所を保護することで、この脆弱性に対処します。

CVE-2019-1075 ASP.NET Core のなりすましへの脆弱性

ASP.NET Core にオープン リダイレクトを引き起こす可能性のある、なりすましへの脆弱性が存在します。 脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、悪意のある Web サイトにターゲットのユーザーをリダイレクトする可能性があります。 脆弱性を悪用する場合、攻撃者が特別に作成された URL が含まれるリンクをユーザーに送信し、そのリンクをクリックするように誘導します。

このセキュリティ更新プログラムは、ASP.NET Core による URL の解析方法を修正することで、脆弱性に対処します。 詳細は、.NET Core のリリース ノートを参照してください。

CVE-2019-1113 WorkflowDesigner の XOML の逆シリアル化でコードが実行される場合がある

特定の型を参照する XOML ファイルを Visual Studio で開くと、ランダムなコードが実行される場合があります。 XOML ファイルで使用できる型に制限が設けられることになりました。 未承認のいずれかの新しい型が含まれる XOML ファイルを開くと、その型が未承認であることを示すメッセージが表示されます。

詳細については、https://support.microsoft.com/help/4512190/remote-code-execution-vulnerability-if-types-are-specified-in-xoml をご覧ください。


Release Notes Icon Visual Studio 2019 バージョン 16.1.5

リリース日: 2019 年 7 月 2 日

###Visual Studio 2019 バージョン 16.1.5 で対処されたイシューの概要


Release Notes Icon Visual Studio 2019 バージョン 16.1.4

リリース日: 2019 年 6 月 25 日

Visual Studio 2019 バージョン 16.1.4 で対処されたイシューの概要


Release Notes Icon Visual Studio 2019 バージョン 16.1.3

リリース日: 2019 年 6 月 11 日

Visual Studio 2019 バージョン 16.1.3 で対処されたイシューの概要


Release Notes Icon Visual Studio 2019 バージョン 16.1.2

リリース日: 2019 年 6 月 4 日

Visual Studio 2019 バージョン 16.1.2 で対処されたイシューの概要


Release Notes Icon Visual Studio 2019 バージョン 16.1.1

リリース日: 2019 年 5 月 24 日

Visual Studio 2019 バージョン 16.1.1 で対処されたイシューの概要


Release Notes Icon Visual Studio 2019 バージョン 16.1

リリース日: 2019 年 5 月 21 日

Visual Studio 2019 バージョン 16.1 の新機能の概要

IDE

  • Visual Studio IntelliCode が一般提供され、C#、C++、TypeScipt/JavaScript、または XAML をサポートする任意のワークロードにインストールされるようになりました。
  • モニターごとの認識のサポートを追加しました。
  • 新しいコード修正が C# で使用可能になりました。
  • Visual Studio での検索に [直前に使用] が追加されました。

デバッガー

  • ソース リンクの認証の機能強化が実装されました。
  • 既定のシンボル サーバーの一覧に nuget.org シンボル サーバーを追加しました。
  • タイム トラベル デバッグ プレビューに、例外ステップ実行のサポートが含まれるようになりました。

拡張性

  • VSIX プロジェクト (BuildTools の更新プログラム) で .resx ファイルが不要になりました。
  • VSIX プロジェクト テンプレートで新しい SDK バージョンが使われるようになりました。

パフォーマンス

  • 非常に大規模なソリューションのソリューション読み込み時間を改善するための最適化を体験できるようになりました。
  • テンプレートの作成者はテンプレートにカスタム タグを追加できます。
  • カスタム UI の CodeLens サポート。
  • 言語サーバー プロトコルの実装に対する更新プログラムが提供されました。
  • ソリューション、フォルダー、およびその他のビューの切り替え動作が更新されました。

C++

F#

.NET

  • 新しい .NET の生産性機能には、プロジェクトとソリューションでのワンクリックのコード クリーンアップ、新しいブロック コメントの切り替えキーボード ショートカット、型を他の名前空間に移動するためのリファクタリングなどが含まれます。
  • スタート ウィンドウにある複製画面を経由して、SSH URI からコードを複製できるようになりました。
  • .NET の生産性の追加機能には、インポートされていない型に対する Intellisense 入力候補、単一行のコメント付与/コメント解除の切り替え、editorconfig への名前付けスタイルのエクスポート、および内部/外部の名前空間の使用を優先するための新しいコード スタイル設定が含まれます。
  • バグ修正とパフォーマンス強化を含め、.NET Core 3.0 対応の WinForms および WPF プロジェクトのサポートに関連する .NET SDK ツールの追加機能を実装しました。
  • NuGet に Visual Studio SDK v16.0 がリリースされました。
  • .NET Core 3.0 WPF 開発に対応した XAML デザイナーのプレビューをリリースしました。

Xamarin

Visual Studio 2019 バージョン 16.1 で修正された主要な問題

Visual Studio 2019 バージョン 16.1 の新機能の詳細

  • IntelliCode が一般提供され、C#、C++、TypeScipt/JavaScript、または XAML をサポートする任意のワークロードにインストールされるようになりました。
  • プレビューの IntelliCode 機能 (カスタム モデル、C++/TS/JS サポート、および Editorconfig 推論) は既定で無効になっています。 それらを有効にするには、[ツール] > [オプション] > [IntelliCode] の順に移動します。
  • 新しい項目ウィザードから Editorconfig (IntelliCode) テンプレートを削除しました。 推論された EditorConfig を作成するには、ソリューション エクスプローラー内の目的の場所を右クリックして、[追加] > [新しい EditorConfig (IntelliCode)] の順に選択します。
  • スタート ウィンドウを使用して、SSH 経由でオンライン リポジトリからコードを複製します。
スタート ウィンドウ上で SSH を使って複製する
スタート ウィンドウ上で SSH を使って複製する
  • C#、XAML、または C++ をサポートするワークロードのインストール時に、Visual Studio IntelliCode が既定でインストールされます。
    • C# および XAML ベースのモデルが既定でオンになります。
    • カスタム モデルのトレーニングおよび引数の候補などの、プレビュー機能は、[ツール] > [オプション] > [IntelliCode] を使用して有効にすることができます。
  • モニターごとの認識のサポートを追加しました
  • 新しいコード修正が C# で使用可能になりました。
  • Visual Studio の WinForms ベースの PropertyBrowser ウィンドウにモニターごとの認識のサポートを追加しました。 マシンに .NET Framework 4.8 RTM バージョンをインストールする必要があります。
  • ソース リンクでは Windows 認証を使用して、オンプレミスの TFS ソース管理をサポートできるようになりました。
  • 既定のシンボル サーバーの一覧に nuget.org シンボル サーバーを追加しました

プロジェクト

  • ソリューション エクスプローラー ビューを切り替えるためのボタンで、利用可能なすべてのビューのドロップダウン メニューが一貫して表示されるようになりました。
ソリューションの切り替え
ソリューション ビューの切り替え
  • 非常に大規模なソリューションの読み込み時間が短縮されました。 短縮はソリューションのサイズによって異なります。

  • [ファイル] > [変換] の [変換] ダイアログが削除されました。 この機能は、Visual Studio 2015 で以前に非推奨となったものです。

  • task.vs.json および launch.vs.json スキーマの検証規則が更新され、プロパティの説明が追加されました。

  • launch.vs.json を通じてカスタム プログラムを使用する Linux でのリモート デバッグのサポートが追加されました。

拡張性

  • 最新バージョンの Microsoft.VisualStudio.SDK を使用して、Visual Studio 2019 を拡張機能のターゲットにできるようになりました。 Visual Studio のサポートされている最小バージョンが 16.0 である場合にのみ、このバージョンの SDK を使用するようにしてください。
  • 新しい VSIX プロジェクトの作成の際に、16.0 バージョンの Microsoft.VisualStudio.SDK NuGet パッケージが含まれるようになりました。
  • タグをプロジェクト テンプレートに追加して、Visual Studio 2019 の [新しいプロジェクト] ダイアログで分類とフィルター処理を有効にできるようになりました。 組み込みのタグ、または独自のカスタム言語、プラットフォーム、およびプロジェクト タイプのタグから選ぶこともできます。
テンプレートのタグ付け
テンプレートのタグ付け
  • CodeLens の拡張機能により、CodeLens 詳細ポップアップに任意の UI コンテンツを表示できるようになりました。

  • 言語サーバー プロトコルが以下によって更新されました。

    • LiveShare でインライン差分、および Razor ファイルに対して LSP を有効にするための投影されたバッファーのサポート。
    • 不要な診断のサポート。
    • textDocument/typeDefinition のサポート。
    • textDocument/foldingRange (アウトライン表示) のサポート。
  • VSIX プロジェクト (BuildTools の更新プログラム) で .resx ファイルが不要になりました

  • Microsoft.VSSDK.BuildTools NuGet パッケージに MergeWithCTO プロパティの .resx が存在しない場合、ビルドの一環として空の .resx ファイルが提供されるようになりました。 ほとんどの拡張機能では結合に .resx ファイルを使用せず、また必要としないため、これによりプロジェクトがクリーンな状態に保たれます。

  • モニターごとの認識変更が、一部の拡張機能に影響する可能性があります。 Visual Studio のエクステンダーのモニターごとの認識のサポートについて説明します

[エディター]

  • Visual Studio での検索では、以下のサンプル モックアップに示すように、Visual Studio での検索を通じて呼び出される、3 つの最近使用したアクションを中心に表示されるようになります (注: このモックアップでは、アイコンおよび特定の行の項目が完全に更新されていません。)
Visual Studio での検索
Visual Studio での検索のモックアップ

C++

  • Visual Studio 内で C++ によって、ローカル Windows Subsystem for Linux (WSL) のインストールをネイティブに使用します。追加の構成や SSH 接続は必要ありません。
Linux 用 Windows サブシステム
Linux 用 Windows サブシステム
  • AddressSanitizer は、Visual Studio for Linux プロジェクトおよび WSL と統合されるようになりました。
ASan の統合
ASan の統合
  • MSBuild および CMake プロジェクトの両方において、Linux をターゲットとする場合に、リモート ビルド マシンをリモート デバッグ マシンから分離できるようになりました。
  • クイック ツールヒントには、コード コンストラクターに関する詳細を確認できるように、オンライン ドキュメントを検索するためのリンクが含まれるようになりました。 コードに赤い波線が引かれている場合は、クイック ヒント内のリンクから、オンラインでエラーについて検索します。
  • クイック ツールヒント内のコードは、エディター上での色分けを反映して色付けされるようになりました。
クイック ツールヒント内の色付けされたコード
クイック ツールヒント内の色付けされたコード
コード分析の新しいクイック修正
コード分析の新しいクイック修正
  • CMake 設定エディターが強化されました。これには、既存のキャッシュからの Windows Subsystem for Linux (WSL) および構成のサポート、既定のビルドおよびインストール ルートの変更、Linux CMake 構成での環境変数のサポートが含まれます。
CMake 設定エディターの強化
CMake 設定エディターの強化
  • リモート接続のログ記録が強化されたことで、クロスプラットフォーム開発での問題が診断しやすくなります。
リモート接続のログ記録の強化
リモート接続のログ記録の強化
  • Linux をターゲットとする場合に、リモート ビルド マシンをリモート デバッグ マシンから分離できるようになりました (MSBuild プロジェクトに固有。CMake 用に準備中)。
  • テンプレート バーでは、コードベース内での該当のテンプレートのインスタンス化に基づいて、ドロップダウン メニューを入力できます。
新しいテンプレート バーのドロップダウン メニュー
新しいテンプレート バーのドロップダウン メニュー
  • C++ IntelliCode が付属するようになりました。これは、[ツール] > [オプション] > [IntelliCode] > [全般] で有効にすることができます。 このバージョンの IntelliCode では精度が向上し、free 関数のサポートが含まれています。
  • CMake 統合では、Windows や Linux をターゲットとするプロジェクトの Clang/LLVM ツールチェーンがサポートされるようになりました。 Clang、MSVC、または GCC を使用する CMake プロジェクトをビルド、編集、デバッグできるようになりました。
CMake 統合では Clang/LLVM ツールチェーンがサポートされる
CMake 統合では Clang/LLVM ツールチェーンがサポートされる
  • vcpkg でインストール可能な欠落している #include の電球、および CMake find_package ディレクティブの利用可能なパッケージのオートコンプリート。
利用可能なパッケージのオートコンプリート
利用可能なパッケージのオートコンプリート
  • Visual Studio に付属する CMake バージョンが 3.14 に更新されました。 このバージョンでは、ファイルベースの IDE 統合 API だけでなく、Visual Studio 2019 プロジェクトをターゲットとする MSBuild ジェネレーターの組み込みサポートが追加されています。

  • C++ プロジェクトの [全般] プロパティ ページが修正され、新しい [詳細] ページの下にいくつかのオプションが分割されました。 また、[詳細] ページには、推奨されるツールセット アーキテクチャの追加プロパティ、デバッグ ライブラリ、MSVC ツールセットのマイナー バージョン、および Unity (jumbo) ビルドが含まれます。

  • C++ 標準ライブラリの実装に、次の C++20 プレビュー機能が追加されました。これらは /std:c++latest で使用できます。

    • basic_string/basic_string_viewstarts_with() および ends_with()
    • 連想コンテナーの contains()
    • listforward_listremove()remove_if()、および unique()size_type が返されるようになりました。
    • shift_left() および shift_right()<algorithm> に追加されました。
  • C++ コンパイラで、次の C++ 20 のプレビュー機能が実装されました。これらは /std:c++latest で使用できます。

    • 明示的なテンプレート引数を含む関数呼び出し式の引数依存照合を使用する、関数テンプレートの検索機能が強化されました (P0846R0)。
    • 初期化が指定されました (P0329R4)。これにより、集約の初期化で、Type t { .member = expr } 構文を使用するなどして、特定のメンバーを選択できるようになります。
  • ラムダ サポートが見直され、長期にわたる多くのバグに対処できるようになりました。 /std:c++latest の使用時に、既定でこの変更が有効になります。 他の /std:c++* 言語モードおよび既定のモードでは、/std:c++17 /experimental:newLambdaProcessor など、/experimental:newLambdaProcessor を使用して、新しいパーサーを有効にすることができます。

  • CMake 向けのエディター内での文書作成

  • 組み込みの CMake コマンド、変数、およびプロパティの入力候補とクイック ヒントにより、CMakeLists.txt ファイルの編集が簡単になりました。

add_subdirectory CMake コマンドのツール ヒント情報
add_subdirectory CMake コマンドのツール ヒント情報

F# および F# ツール

これは F# 言語とツールのための比較的小規模なリリースですが、もちろんメリットはあります。 VS 16.0 更新プログラムと同様に、このリリースでもエディター ツールのパフォーマンスに重点を置きました。

F# コンパイラ と F# インタラクティブ
  • .NET Core 上での F# インタラクティブに P/Invoke のサポートを追加しました (#6544)
  • for ループ内で使用される場合の、Span<'T> に対するコンパイラの最適化を追加しました (#6195)
  • さまざまなシナリオにおいて F# オプションに対する余分な Some 割り当てを防止するために、最適化を追加しました (#6532)
  • 通常のレコードでの現在のエクスペリエンスと一致するように、匿名レコードのインスタンス化で使用される式の実行順序を、アルファベット順ではなく上から下に変更しました (#6487)
  • リテラル式や構造体の宣言が非常に大きくなると、ビルド時にコンパイラのスタック オバーフローが発生する場合があったバグは、解決されました (#6258)
  • 匿名レコードを使用した関数をデバッグした場合にブレークポイントがトリガーされなくなるバグは、修正されました (#6512)
  • obj パラメーターを予期しているコンストラクトに匿名レコードが渡されると、コンパイラのクラッシュが引き起こされるバグは、修正されました (#6434)
  • for var expr1 to expr2 do ... ループにおいて、構文が不思議と有効になる (そして、破棄される) 場合があるバグは、修正されました (#6586)
  • 匿名レコードがイベントによって適切に使用できないバグは、修正されました(#6572)
  • 長期間続いていた、FsLexYacc において非常に大規模なパーサーが生成される ( 1 億行以上) バグは、解決されました (#5967
  • 長期間続いていた、コンパイラの型プロバイダー プラグイン コンポーネントにおいて、型プロバイダーによってメモリ リークが引き起こされる可能性が残っていた問題は、解決されました (#6409)
  • --pathmap のサポートが、Saul Rennison 氏 によって F# コンパイラに追加されました。これにより、コンパイルの結果の実行可能ファイルに、埋め込みの F# シグニチャのファイル リソース内のソース ファイルへの絶対パスが含まれる問題が解決されました (#5213)
  • 他のツールおよび環境 (Fable など) 経由で使用量を改善する F# AST に対する最適化が、ncave によって追加されました (#6333)
  • メンバーの解決時の走査情報に関する最適化が、Steffen Forkmann 氏によって追加されました (#4457)
  • 型の実装において必要なオーバーライドが不足している場合に、それらの不足しているオーバーライドの一覧が報告されるなど、エラー メッセージの改善が、Gauthier Segay 氏によって追加されました (#4982)
F# ツール
  • .NET SDK 内の F# プロジェクトに対する [ターゲット フレームワーク] ドロップダウンに、利用可能なすべての .NET Core、.NET Standard、および .NET Framework の値が含まれるようになり、.NET SDK 上での .NET Framework から .NET Core への移行が容易になりました。
  • ジェネリック型パラメーターの名前を変更すると名前のバックチック エスケープが二重になるバグは、修正されました (#5389)
  • 長期間続いていた、型プロバイダーが冗長に再インスタンス化されて、時間が経つと大量の割り当てが発生してしまう問題は、解決されました (#5929)
  • 長期間続いていた、IL の読み取りにおいて短期間で 20MB が不要に割り当てられてしまう問題は、解決されました (#6403)
  • F# コンパイラ サービス内のメソッド GetToolTipText によって、複数のメンバーのオーバーロードに対して同じ XML シグニチャが表示される可能性があるバグは、Vasily Kirichenko 氏によって解決されました (#6244)
F# オープン ソース インフラストラクチャ

最後に、次のような対策を行って、コントリビューションのエクスペリエンスを改善しました。

  • F# コンパイラおよびコード ライブラリが .NET Core ソース ビルド リポジトリによってビルドできるように、ソース プロセスからビルドを完成させました
  • コードベース全体において均一に netstandard2.0 および net472 をターゲットとするように、netstandard1.6 上の依存関係を削除しました
  • Visual Studio を使用している共同作成者が、インストールが必要なものを事前にすべて把握しておかなくてもいいように、.vsconfig ファイルをリポジトリのルートに追加しました
  • プロジェクトの README を書き直して、混乱を招く可能性がある情報を削除し、作成を開始するためのクイック スタートを組み入れ、積極的に実施したい変更の種類についてもっと発信していく取り組みを行いました

.NET の生産性

  • インポートされていない型に対して、試験的な intellisense 入力候補が設けられました。 インポート ステートメントをまだファイルに追加していない場合でも、プロジェクト内の依存関係において、型に対する intellisense 候補を受信できるようになりました。 [ツール] > [オプション] > [テキスト エディター] > [C#] > [Intellisense] から、このオプションをオンにします。
インポートされていない型に対する IntelliSense 入力候補
インポートされていない型に対する IntelliSense 入力候補
  • 単一行のコメント付与/コメント解除の切り替えが、キーボード ショートカット (Ctrl + K、/) から利用できるようになりました。 このコマンドでは、選択範囲が既にコメント化されているかに応じて、単一行のコメントを追加または削除します。
  • [ツール] > [オプション] > [テキスト エディター] > [C#] > [コード スタイル] にある "editorconfig を生成する" ボタンを使って、名前付けスタイルをエクスポートできます。
  • 新しい editorconfig コード スタイルの規則を使用して、名前空間内での利用を要求または回避することができます。 [ツール] > [オプション] > [テキスト エディター] > [C#] > [コード スタイル] にある "editorconfig を生成する" ボタンを使用した場合、この設定もエクスポートされます。
名前空間の外部/内部で使用するための editorconfig 規則
名前空間の外部/内部で使用するための editorconfig 規則
名前空間の内部/外部で使用するための [ツール] > [オプション] の設定
名前空間の内部/外部で使用するための [ツール] > [オプション] の設定
  • すべての参照の検索の “種類” 列のフィルター オプションが増え、名前空間と型を認識するようになりました。
[すべての参照を検索] の [種類] 列のフィルター オプションが増えた
[すべての参照を検索] の [種類] 列のフィルター オプションが増えた
  • if ステートメントの分割/結合のコード修正を追加しました。
if ステートメントの分割または結合
if ステートメントの分割または結合
  • 二項式のラップに関するコード修正を追加しました。
二項式のラップ
二項式のラップ
  • 正規表現の文字列の入力中に、正規表現の入力候補一覧に intellisense メニュー (Ctrl + スペース) からアクセスできるようになりました。 この入力候補には、その候補のインラインでの説明も含まれます。
 (Ctrl + Space) を使用して Intellisense 内で提供された正規表現の入力候補
正規表現の入力候補
  • クラスの保護の解除に関するコード修正を追加しました。
クラスの保護の解除のコード修正
クラスの保護の解除
  • プロジェクトおよびソリューションでワンクリックのコード クリーンアップを使用できるようになりました。 ソリューション エクスプローラーでプロジェクトまたはソリューションを右クリックして、[コードのクリーンアップの実行] を選択します。
右クリックして、ソリューション全体のコードのクリーンアップを実行する
右クリックして、ソリューション全体のコードのクリーンアップを実行する
クリーンアップが各ファイルに適用されている間は、ダイアログ ボックスが表示される
クリーンアップが各ファイルに適用されている間は、ダイアログ ボックスが表示される
  • リファクタリング ダイアログを使用して、型を名前空間またはフォルダーに移動できます。 クラス名と型にカーソルを置き (Ctrl +.)、クイック アクションおよびリファクタリング メニューを開いて、[Move to namespace]\(名前空間に移動\) を選択します。 これにより、ダイアログが起動し、そこで、型の移動先となるターゲット名前空間を選択することができます。
クラス名にカーソルを置き、(Ctrl+.) を押してリファクタリングを表示する
クラス名にカーソルを置き、(Ctrl+.) を押してリファクタリングを表示する
ターゲットの名前空間を選択する
ターゲットの名前空間を選択する
  • ブロック コメント/コメント解除の切り替えが、キーボード ショートカット (Ctrl+Shift+/) または [編集] > [詳細] > [ブロック コメントの切り替え] を介して使用できるようになりました。 このコマンドでは、選択内容に応じて、ブロック コメントが追加または削除されます。
(Ctrl+Shift+/) によるブロック コメントの切り替え
(Ctrl+Shift+/) によるブロック コメントの切り替え
  • 読み取り専用の構造体フィールドに書き込めるようにするコード修正を利用できるようになりました。 構造体名と型にカーソルを置き (Ctrl +.)、クイック アクションおよびリファクタリング メニューを開いて、[Make readonly fields writable]\(読み取り専用フィールドに書き込めるようにする\) を選択します。
  • プライベート フィールドをコンストラクターから追加する、またはその逆方向に追加するためのコード修正は見つけやすく、フィールド名の任意の部分が選択されている場合に表示されます。 このリファクタリングで、利用可能なすべてのコンストラクターが提供されるようになりました。

.NET Core 3.0 WPF 開発に対応する XAML デザイナー プレビュー

  • Visual Studio 上で .NET Core 3.0 WPF アプリケーションを構築する開発者向けに、初期プレビュー版の XAML デザイナーがあります。 現時点では、設計時の多くの機能は利用できません。 これは初期プレビュー版なので、クラッシュなどの問題が発生した場合は、チームがエクスペリエンスをさらに向上できるように、Visual Studio フィードバックを送信してください。
  • マイクロソフトでは Visual Studio 2019 の各更新プログラムを利用して、.NET Framework WPF アプリケーション対応の XAML デザイナーで以前に利用可能だった機能を強化した実装を続けていきます。

.NET SDK ツール

このリリースでは、.NET Core 上での WPF の使用をブロック解除するために、多数の作業を組み入れました。

  • .NET Core WinForms または WPF プロジェクトに新しい項目を追加するたびにエラー ダイアログがポップアップ表示される問題は解決されました (#4486)。
  • .NET SDK プロジェクト内での XAML ファイルのサポート (#1467)。旧式の .NET プロジェクトと同等のエクスペリエンスを実現する目的で、より小規模な作業項目が多数含まれています。
  • .NET Core 上の WinForms に対するコンテキスト メニュー項目のサポート (#137): Windows フォーム、ユーザー コントロール、コンポーネント、クラス。
  • .NET Core 上の WPF に対するコンテキスト メニュー項目のサポート (#137): ウィンドウ、ページ、ユーザー コントロール、リソース ディクショナリ。
  • .NET SDK プロジェクトでの [データ ソース] ウィンドウが有効化され、WinForms 用の一般的なデータ管理シナリオが有効になりました (#4479

上記以外にも、このリリースではさまざまな修正が追加されました。

  • .NET SDK プロジェクトにおいて、.razor ファイルがサポートされるようになりました (#4468)。
  • アクセス可能なヘルプ テキストが [デバッグ] プロパティ ページに追加され、スクリーン リーダーでの読み取りが可能になりました (#4568)。
  • ダブルクリックによってプロジェクト ファイルを開く操作を無効にできる設定を追加しました (#4493)。
  • プロジェクト名が非常に長いとコンテキスト メニューの幅が広くなりすぎる問題を修正するために、プロジェクト ファイルを編集するためのコンテキスト メニュー オプションには、プロジェクト名が含まれなくなりました (#1492)。
  • データ バインディング UI を使ってデータ ソースを作成すると、2 つの .datasource ファイルが作成されていたバグが修正されました (#4485)。
  • リンクされたファイルを使用すると、最新のチェッカーが失敗する可能性があるバグが解決されました (#4580)。
  • パッケージ解決に関するさまざまなバグと、依存関係ノードでの解決済み/未解決の状態の表示が修正されました (#2924#4577)。

GitHub 上の 16.1 のマイルストーンに関するページへ移動すると、解決された問題の全一覧を確認できます。

Xamarin

  • テンプレート、デバイスの作成、インストーラーなどについて、既定の Android エクスペリエンスが API 28 に更新されました。
  • Windows の IntelliSense では、Xamarin.Forms XAML の記述時に、デザイン時属性に関する推奨事項が表示されるようになりました。

既知の問題

Visual Studio 2019 バージョン 16.1 のすべての問題と、利用可能な回避策については、以下のリンクから参照してください。

Visual Studio 2019 の既知の問題

フィードバックと提案

皆様のご意見をお待ちしております。 問題がある場合は、インストーラーまたは Visual Studio IDE 自体の右上隅にある [問題の報告] オプションからお知らせください。 右上隅に フィードバック アイコン アイコンがあります。 製品に関する提案をしたり、Visual Studio 開発者コミュニティで問題を追跡したりすることにより、質問、回答の検索、新機能を提案したりすることができます。 ライブ チャット サポートを介して、無料のインストールのヘルプを取得することもできます。


ブログ

開発者ツールのブログで提供されている洞察や推奨事項を活用すると、すべての新しいリリースに関する最新情報を入手し続けることができ、さまざまな機能について掘り下げた記事を参照することもできます。


Visual Studio 2019 リリース ノート履歴

過去のバージョンの Visual Studio 2019 に関連する詳細については、「Visual Studio 2019 リリース ノート履歴」のページを参照してください。


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