Visual Studio の XML ツールの概要
XML (拡張マークアップ言語) は、データの記述形式を定めたマークアップ言語です。 XML は、拡張スタイルシート言語 (XSL) やカスケード スタイル シート (CSS) など、関連付けられたスタイル シートを使用して、データとそのプレゼンテーションを分離します。 Visual Studio には、XML、XSLT、および XML スキーマの操作を容易にするツールと機能が含まれています。
XML エディター
XML エディターは、XML ドキュメントの編集に使用します。 このエディターは、XML の完全構文チェック、入力中のスキーマ検証、コードの色分け表示、および IntelliSense を提供します。 スキーマまたはドキュメント型定義が提供された場合は IntelliSense によって使用され、使用可能な要素と属性が一覧で示されます。
主な追加機能:
スキーマから生成されるスニペットを含めた、XML スニペットのサポート
要素の展開と折りたたみが可能なドキュメントのアウトライン表示
XSLT 変換を実行し、結果をテキスト、XML、または HTML で表示する機能
XML インスタンス ドキュメントから XML スキーマ定義言語 (XSD) スキーマを生成する機能
IntelliSense サポートを含めた、XSLT スタイル シートの編集のサポート
XML スキーマ エクスプローラー
XML スキーマ デザイナー
XML スキーマ デザイナーは Visual Studio および XML エディターに統合されており、これを使用すると、XML スキーマ定義言語 (XSD) スキーマの操作が可能になります。
XSLT のデバッグ
Visual Studio は XSLT スタイル シートのデバッグをサポートしています。 デバッガーを使用すると、XSLT スタイル シート内のブレークポイントの設定や、コードから XSLT スタイル シートへのステップ インなどが可能になります。
Note
XSLT デバッガーは、Visual Studio の Enterprise Edition でのみ使用できます。