IDebugClient4::D ispatchCallbacks メソッド (dbgeng.h)

DispatchCallbacks メソッドを使用すると、デバッガー エンジンはコールバックに現在のスレッドを使用できます。

構文

HRESULT DispatchCallbacks(
  [in] ULONG Timeout
);

パラメーター

[in] Timeout

このメソッドが返されるまでの待機時間をミリ秒単位で指定します。 Timeout が INFINITE の場合、ExitDispatch が呼び出されるかエラーが発生するまで、このメソッドは戻りません。

戻り値

このメソッドは、エラー値を返す場合もあります。 詳細については、「 戻り値 」を参照してください。

リターン コード 説明
S_OK
メソッドが成功しました (ExitDispatch が使用されました)。
S_FALSE
タイムアウト (ミリ秒) が経過しました。

注釈

このメソッドは、 タイムアウト (ミリ秒) が経過した場合、 ExitDispatch が呼び出された場合、またはエラーが発生した場合にを返します。

ほとんどすべてのクライアント メソッドは、クライアントが作成されたスレッドから呼び出す必要があります。クライアントに登録されている コールバック オブジェクト も、このスレッドから呼び出されます。 DispatchCallbacks が呼び出されると、エンジンは現在のスレッドを使用してコールバック呼び出しを行うことができます。

クライアント スレッドは、可能な限りこのメソッドを呼び出してコールバックの呼び出しを許可する必要があります。ただし、スレッドがデバッガー セッションの開始に使用されたスレッドと同じでない限り、 WaitForEvent が呼び出されたときにコールバックが呼び出されます。

コールバックの詳細については、「 コールバック」を参照してください。

要件

要件
対象プラットフォーム デスクトップ
Header dbgeng.h (Dbgeng.h、Winbase.h を含む)

こちらもご覧ください

ExitDispatch

FlushCallbacks

IDebugClient

IDebugClient2

IDebugClient3

IDebugClient4

IDebugClient5

WaitForEvent