FsRtlFastUnlockSingle 関数 (ntifs.h)
FsRtlFastUnlockSingle ルーチンは、ファイルのキー値、ファイル オフセット、および長さを指定して、指定されたプロセスによって取得されたバイト範囲ロックを解放します。
構文
NTSTATUS FsRtlFastUnlockSingle(
[in] PFILE_LOCK FileLock,
[in] PFILE_OBJECT FileObject,
[in] LARGE_INTEGER *FileOffset,
[in] PLARGE_INTEGER Length,
[in] PEPROCESS ProcessId,
[in] ULONG Key,
[in, optional] PVOID Context,
[in] BOOLEAN AlreadySynchronized
);
パラメーター
[in] FileLock
ファイルのFILE_LOCK構造体へのポインター。 この構造体は、FsRtlAllocateFileLock または FsRtlInitializeFileLock の以前の呼び出しによって初期化されている必要があります。
[in] FileObject
ファイルのファイル オブジェクトへのポインター。
[in] FileOffset
ロックを解除する範囲のファイル内の開始バイト オフセットを指定する変数へのポインター。
[in] Length
ロックを解除する範囲の長さをバイト単位で指定する変数へのポインター。
[in] ProcessId
プロセスのプロセス ID へのポインター。
[in] Key
バイト範囲ロックのキー。
[in, optional] Context
IRP を完了するときに使用する省略可能なコンテキスト ポインター。
[in] AlreadySynchronized
このパラメーターは廃止されましたが、レガシ ドライバーとの互換性のために保持されます。
戻り値
FsRtlFastUnlockSingle ルーチンは、STATUS_SUCCESSまたはエラー状態コード (STATUS_RANGE_NOT_LOCKEDなど) を返します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ntifs.h (FltKernel.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= APC_LEVEL |
DDI コンプライアンス規則 | HwStorPortProhibitedDDIs(storport) |