RtlFreeHeap 関数 (ntifs.h)
RtlFreeHeap ルーチンは、RtlAllocateHeap によってヒープから割り当てられたメモリ ブロックを解放します。
構文
NTSYSAPI LOGICAL RtlFreeHeap(
[in] PVOID HeapHandle,
[in, optional] ULONG Flags,
_Frees_ptr_opt_ PVOID BaseAddress
);
パラメーター
[in] HeapHandle
メモリ ブロックを解放するヒープのハンドル。 このパラメーターは、 RtlCreateHeap によって返されるハンドルです。
[in, optional] Flags
メモリ ブロックを解放する側面を制御するフラグのセット。 次の値を指定すると、ヒープが RtlCreateHeap によって作成されたときに Flags パラメーターで指定された対応する値がオーバーライドされます。
フラグ | 説明 |
---|---|
HEAP_NO_SERIALIZE | RtlFreeHeap がヒープにアクセスしている場合、相互除外は使用されません。 |
BaseAddress
解放するメモリ ブロックへのポインター。 このポインターは RtlAllocateHeap によって返されます。
戻り値
ブロックが正常に解放された場合、RtlFreeHeap は TRUE を返します。 それ以外の場合は FALSE。
メモ以降Windows 8戻り値は LOGICAL と入力され、サイズは BOOLEAN とは異なります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP 以降で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ntifs.h (Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | < DISPATCH_LEVEL |