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OB_PRE_DUPLICATE_HANDLE_INFORMATION 構造体 (wdm.h)

OB_PRE_DUPLICATE_HANDLE_INFORMATION構造体は、重複しているスレッドまたはプロセス ハンドルに関する情報を ObjectPreCallback ルーチンに提供します。

構文

typedef struct _OB_PRE_DUPLICATE_HANDLE_INFORMATION {
  ACCESS_MASK DesiredAccess;
  ACCESS_MASK OriginalDesiredAccess;
  PVOID       SourceProcess;
  PVOID       TargetProcess;
} OB_PRE_DUPLICATE_HANDLE_INFORMATION, *POB_PRE_DUPLICATE_HANDLE_INFORMATION;

メンバー

DesiredAccess

ハンドル 付与するアクセス権を指定するACCESS_MASK値。 既定では、このメンバーは OriginalDesiredAccess と等しくなりますが、 ObjectPreCallback ルーチンはこの値を変更して、許可されるアクセスを制限できます。 ドライバーが使用できるアクセス権の説明については、「 OB_PRE_CREATE_HANDLE_INFORMATION」を参照してください。

OriginalDesiredAccess

ハンドルに対して要求された元のアクセスを指定するACCESS_MASK値。

SourceProcess

ハンドルのソースであるプロセスのプロセス オブジェクトへのポインター。

TargetProcess

重複したハンドルを受け取るプロセスのプロセス オブジェクトへのポインター。

注釈

DesiredAccess メンバーで指定されているアクセス権を超えてアクセス権を追加することはできません。 アクセス権が変更可能なフラグとしてリストされている場合は、アクセス権を削除できます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Server 2008 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。
Header wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む)

こちらもご覧ください

ACCESS_MASK

ObjectPreCallback