カーネルモードの環境変数

次の表に、カーネル モード デバッグでのみ使用される環境変数を示します。

変数 意味

_NT_DEBUG_PORT = ComPort

カーネル接続で使用する COM ポートを指定します。 詳細については、「デバッグのセットアップ」を参照してください。

_NT_DEBUG_BAUD_RATE = BaudRate

COM ポート接続で使用するボー レートを指定します。

_NT_DEBUG_BUS = 1394

1394 ケーブル接続を介してカーネル デバッグを実行することを指定します。

_NT_DEBUG_1394_CHANNEL = 1394Channel

1394 カーネル接続に使用するチャネルを指定します。

_NT_DEBUG_1394_SYMLINK = Protocol

1394 カーネル接続に使用する接続プロトコルを指定します。

KDQUIET =Anything

KDQUIET が定義されている場合、デバッガーは 静止モードで実行されます。 Quiet モードには、次の 3 つの異なる効果が含まれます。

1. デバッガーは、拡張 DLL がロードまたはアンロードされるたびにメッセージを表示しません。

2. r (レジスタ) コマンドの構文に等号は必要なくなりました。

3. ターゲット コンピューターに侵入しても、デバッガーに警告メッセージが表示されません。

sq (Set Quiet Mode) コマンドを使用して Quiet モードを制御することもできます。

_NT_DEBUG_CACHE_SIZE = Size

カーネル デバッグキャッシュの最大サイズをバイト単位で指定します。 このキャッシュは、シリアル接続からホスト コンピューターが受信したデータを保持します。 既定値は 1,024,000 です。

_NT_DEBUG_OPTIONS = Option

次の 2 つの値のいずれかを指定します。

NOEXTWARNING は、拡張コマンドが見つからないときに警告を出力しないようにデバッガーに指示します。

NOVERSIONCHECK は、デバッガー拡張機能のバージョンをチェックしないようにデバッガーに指示します。

これらのオプションは、so (カーネル オプションの設定) コマンドを使用して変更または表示できます。

_NT_KD_FILES = MapFile

ドライバーの置換マップ ファイルを指定します。 ドライバーの交換を制御するその他の方法の詳細については、「ドライバー ファイルのマッピング」を参照してください。