ソース コードの拡張アクセス
WinDbg バージョン 1.2104 以降、ソース パス コマンド (.srcpath、.lsrcpath (ソース パスの設定)) は、DebugInfoD*
タグを介した DebugInfoD サーバーからのファイルの取得をサポートします。
DebugInfoD*
タグは 1 つ以上の DebugInfoD サーバーを指すことができ、各サーバー URL は https://domain.com
でフォーマットされ、 *
で区切られます。 サーバーはソース パスにリストされているのと同じ順序で検索され、最初に一致した URL からファイルが取得されます。
DebugInfoD*
タグを srv*
と組み合わせて、特定の場所からのソース取得に優先順位を付けることができます。
一部のシンボル ファイルには、ソース コードに関するチェックサム情報が含まれています。 このような場合、ソース パス内のローカル フォルダーで、同じファイル名と一致するチェックサムを持つファイルが最初に検索されます。 チェックサム情報が利用できない場合、または名前とチェックサムが一致するファイルが見つからない場合は、次の例に示すように、指定された順序で検索パスが走査されます。
この例では、ソース パスはここに示すように DebugInfoD を使用でき、srv* タグの後に続きます。
.srcpath srv*;DebugInfoD*url1*url2…*urlN;o:\src\folder
この例では、ターゲットのソース コードの場所が次の順序で検索されます。
- srv* (ソースリンクバージョン 1 またはバージョン 2)、
- 次に、debuginfoD URL: url1、url2、… URLN
- 最後にローカルフォルダー o:\src\folder
この 2 番目の例では、DebugInfoD タグが 2 回使用されています。
.srcpath DebugInfoD*url1;srv*;DebugInfoD*url2;o:\src\folder
この 2 番目の例では、検索順序は次のようになります。
- DebugInfoD url1,
- 次に srv* (ソース リンク バージョン 1 またはバージョン 2)、
- 次に、DebugInfoD url2
- 最後にローカルフォルダー o:\src\folder
サポートされているソースコード形式
srv*
タグは、Source Link 1.0 または Source Link 2.0 を使用した自動ファイル取得をサポートしていますが、DebugInfoD URL はサポートしていません。