次の方法で共有


!running

について !running エクステンションは、ターゲットコンピュータの全プロセッサで実行中のスレッドのリストを表示する。

!running [-i] [-t]

パラメーター

-i
アイドル状態のプロセッサーも含めて表示する。

-t
各プロセッサのスタックトレースを表示する。

DLL

Kdexts.dll

追加情報

マルチプロセッサ・コンピュータのデバッグの詳細については、以下を参照してください。 Multiprocessor Syntax.

解説

オプションはない、, !ランニング は、すべてのアクティブなプロセッサーとすべてのアイドル・プロセッサーのアフィニティーを表示します。 すべてのアクティブなプロセッサーについて、プロセスコントロールブロック(PRCB)からの現在および次のスレッドフィールドと、16個の組み込みキューイングされたスピンロックの状態も表示されます。

マルチプロセッサーItaniumシステムの例である:

0: kd> !running
 
System Processors 3 (affinity mask)
 Idle Processors 0
 
     Prcb              Current           Next
  0  e0000000818f8000  e0000000818f9e50  e0000000866f12f0  ................
 1  e000000086f16010  e00000008620ebe0  e000000086eddbc0  .O..............

各行の末尾にある16文字は、キューに入れられた内蔵スピンロック(PRCBのLockQueueエントリ)を示す。 ピリオド(.)はロックが使用されていないことを示します、 O ロックがこのプロセッサによって所有されていることを意味する。 W は、プロセッサがロックのキューに入っていることを意味する。 スピンロックキューに関する詳細情報を見るには !qlocks.

以下は、アクティブなプロセッサとアイドル状態のプロセッサを、スタックトレースとともに示した例である:

0: kd> !running -it
 
System Processors f (affinity mask)
  Idle Processors f
All processors idle.
 
     Prcb      Current   Next
  0  ffdff120  805495a0            ................
 
ChildEBP RetAddr
8053e3f0 805329c2 nt!RtlpBreakWithStatusInstruction
8053e3f0 80533464 nt!_KeUpdateSystemTime+0x126
ffdff980 ffdff980 nt!KiIdleLoop+0x14
 
 1  f87e0120  f87e2e60            ................
 
ChildEBP RetAddr
f87e0980 f87e0980 nt!KiIdleLoop+0x14
 
 2  f87f0120  f87f2e60            ................
 
ChildEBP RetAddr
f87f0980 f87f0980 nt!KiIdleLoop+0x14
 
  3  f8800120  f8802e60            ................
 
ChildEBP RetAddr
f8800980 f8800980 nt!KiIdleLoop+0x14