多くのデバッガー コマンドには、パラメーターとしてプロセス識別子があります。 プロセス識別子の前に垂直バー ( | ) が表示されます。
プロセス識別子には、次のいずれかの値を指定できます。
| Process identifier | Description |
|---|---|
|. |
現在のプロセス。 |
|# |
現在の例外またはデバッグ イベントの原因となったプロセス。 |
|* |
All processes. |
| Number |
The process whose ordinal is Number. |
|~[PID] |
The process whose process ID is PID. (角かっこは必須であり、チルダ (~) と開始角かっこの間にスペースを追加することはできません)。 |
|[Expression] |
The process whose process ID is the integer to which the numerical Expression resolves. |
プロセスは、作成時に序数が割り当てられます。 この数は、Microsoft Windows オペレーティング システムで使用されるプロセス ID (PID) とは異なることを確認してください。
現在のプロセスは、メモリ領域と使用されるスレッドのセットを定義します。 デバッグが開始されると、現在のプロセスは、現在の例外またはデバッグ イベント (またはデバッガーがアタッチされているプロセス) を引き起こしたプロセスです。 このプロセスは、 |s (現在のプロセスの設定) コマンドを使用するか、WinDbg の [プロセスとスレッド] ウィンドウ を使用して新しいプロセスを指定するまで、現在のプロセスのままです。
プロセス識別子は、コマンド プレフィックスとして頻繁に使用される複数のコマンドのパラメーターとして使用されます。 WinDbg と CDB は、元のプロセスによって作成された子プロセスをデバッグできることに注意してください。 WinDbg と CDB は、関連のない複数のプロセスにアタッチすることもできます。
An example of the |[Expression] syntax would be |[@$t0]. この例では、ユーザー定義の擬似レジスタの値に応じてプロセスが変更されます。 この構文により、デバッガー スクリプトはプログラムでプロセスを選択できます。
カーネル モードでのプロセスの制御
カーネル モードでは、プロセス識別子を使用してプロセスを制御することはできません。 For more information about how to access process-specific information in kernel mode, see Changing Contexts.